motocchioの食いしん坊日記

カステルッチョのレンズ豆

イタリアではレンズ豆といえばウンブリア州ということになってます。特にウンブリア州カステルッチョ産のもの!

早いものでカステルッチョを訪れたのはもう1年前のこと(その時の様子はこちら)。春になるとレンズ豆畑に色とりどりの花が咲き乱れて、それはそれは美しいらしいのです。いつかその時期にカステルッチョを訪れるのは、いつか実現したい夢のひとつです。

それはさておいて、先日仲良しの女ともだちF.C.のお母さんが、私の誕生日にカステルッチョ産のレンズ豆をプレゼントしてくれました。半キロの小袋です。カステルッチョのレンズ豆の特徴は粒が小さいこと。
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カステルッチョに古くから伝わるレシピを使って、サルシッチャ(イタリアの生ソーセージ)と一緒に煮込みにしました。まずは、セロリとにんにくと一緒にたっぷりの塩水でレンズ豆がアルデンテになるまで下煮にしておきます。別鍋でセロリのみじん切りをオリーブオイルで炒めて、途中でソーセージも入れて表面がこんがりするまで焼きます。水、下茹でしておいたレンズ豆、トマトピューレ、にんにく一片、チリペッパー少々を加えて、レンズ豆が柔らかくなるまでことこと煮ます。
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煮込み中

カリカリにトーストしたパンを添えていただきま〜す!
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おいしかった

イタリアではレンズ豆はコインの象徴で縁起物。新年には今年は儲かりますようにという思いを込めて、レンズ豆の煮込みを食べます。中に入れるのは(すくなくとも北イタリアでは)サルシッチャよりもコテキーノとザンポーネが一般的。クマ夫のお父さんの大好物ですが、どちらもヘビーすぎて、わたしはちょっと苦手。でも、このカステルッチョ風の煮込みはボリュームがほどよく気に入りました。

ウンブリアの旅:カステルッチョ~また会う日まで

Tavernaで乾いた喉をうるおし一休みしたところで、知り合いカップルと合流し、ふたたびノルチャへ。ピアノ・グランデを横断中にこんなものを見た。
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何と、イタリアの形に生えた林!知る人ぞ知る有名スポットらしい。

そして、最後の最後に見たかった光景に出会えた。
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羊飼いと羊の群れ(牧羊犬つき)!車の窓から必死こいて撮った1枚。

この大平原は、春になると色とりどりの小さい花でおおいつくされると言う。その風景をいつか撮りに帰るのが新しい夢のひとつになった。

長く続いたウンブリア報告も本日でおしまい。最後まで読んでくださってありがとうございます。根性なしの私は何度も途中で止めてしまおうと思ったが、約2名の読者の感想や拍手にはげまされました。

ウンブリアは、歴史あり、自然あり、おいしい食べ物あり、親切な人々ありと、イタリアらしさを濃縮したようなところです。おすすめ。

ウンブリアの旅:カステルッチョ〜ランチ

4時間半に渡る想定外の瀕死の彷徨の後、朝食をとったTavernaへ直行。とりあえず冷たい水を持ってきてもらう。おいしい!!!

まさかこんなに長時間、直射日光にさらされるとは思っていなかったので、日焼け止めをまったく塗っていなかったため、首や肩の辺りが大変なことになっている。またシミが増えるなあ...

と一瞬ブルーになったが、お腹ぺこぺこなので、食べる気満々でメニューを見る。Tavernaは、実はメジャーな食通ガイド数誌で紹介されている郷土料理の名店らしいので期待できそうだ。いろいろ味見してみたいので、例によって前菜のデグスタツィオーネ(味見コース)を1人分注文して、2人で分ける。
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左上から時計回りで:tortino di pecorino(羊のミルクのチーズのスフレみたいなもの、だったと思う)、insalata di farro(スペルト小麦のサラダ)、lenticchie(レンズ豆の煮込み)、coratina d'anello al vino bianco(子羊の臓物の白ワインに込み)

子羊の臓物の煮込みはかなり脂っこいし癖がある。ワインを飲まずに食べるのはかなりキツい。実際、これを注文している他のお客さんは赤ワインをがんがん飲んでいた。チーズのスフレ、スペルト小麦のサラダは絶品なり。レンズ豆の煮込みもおいしかったが、ちょっと味気なかったかな?!

もう一品は豚肉加工品とペコリーノ(羊のミルクのチーズ)の盛り合わせ。
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ピンぼけ写真だけど、恥をしのんでUP
サラミや様々な種類の生ハムはさすがに絶品!
ペコリーノもおいしい


それから、野生のグリーンピースを粉末にしたものを練り合わせたポレンタにオリーブオイルとアンチョビーをトッピングしたfarecchiata(ファレッキャータ)という郷土料理。
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ちょっと癖がある味。クマ夫は一口食べて「めちゃくちゃおいしい!」と興奮していたが、わたしは上にのってるアンチョビーが生臭くて、ちょっとダメだった。でも、野生のグリーンピースのポレンタは味わい深くてとてもおいしい。別の味付けだったら、もっと楽しめたと思う。

エスプレッソを飲んでランチ終了!

お店を出てから、前に広がる広大な景色に見とれる。カステルッチョまで車に乗せてくれたカップルは、左の山の頂上まで登って帰って来たらしい。物凄い体力である(実際、2人ともマラソンランナー)。私たちが彷徨った山とは打って変わって、羊飼いや羊の群れをたくさん見かけたのだとか。私たちが歩いたコースは、草も水も全然なかったから、羊だってバテちゃうよね(苦笑)
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ウンブリアの旅:カステルッチョ〜瀕死のトレッキング

腹ごしらえをしてから、朝8時半頃、トレッキング・コースへ出発!(まだ)ちょうど良い加減の涼しさ。
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周りは禿げ山。木ひとつない。
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谷底の平原はくまなくレンズ豆畑として有効利用されている。
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美しいワンコたちとすれちがう。
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生えている草花といえば野アザミだけ。
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羊飼いと羊の群れがいる光景が有名な場所なので撮る気満々だったが、間近に出会うことはなかった。
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30分ほど歩いたところで、水飲み場発見。冷たいわき水で小さなペットボトルを一杯にする。
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後に、この水に救われることになる

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ここ一帯でテントを貼っていたキャンパーの1人がメロンを冷やしていた

途中左折をするはずなのだが、トレッキングコースの表示がわかりにくくて迷う。多分ここだろうというポイントで左折する。それが瀕死の彷徨の幕開けだった。曲がると、まもなく道らしい道はなくなり、薮だけ。獣道と呼ぶのにふさわしそうな細くわかりにくい道をひたすら進む。この薮が虫だらけで、間断なく私たちを襲う。
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こうやって写真で見直すと、きれいなのだが...
この時、数カ所噛まれたところが腫れ上がり、数週間治らなかった...

30分ほど薮をすすむと、ようやく視界が開けた。その後は、延々と写真のような荒野が続く。
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広大な荒れ野をさまよう人ポツンというのは実はとっても絵になる
なんて、この時はまだ呑気なことを思っていた

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痩せ地に懸命に咲いていた小さな花たち

途中、道がなくなる。岩にペンキで記してあるマークをたどって進んでいく。去年言ったイギリスのヒースが生い茂る荒れ野もこの形式だった。
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虫だらけの薮を抜けて視界が開けてから1時間ほど荒れ野を歩き続けると、ようやく道らしき道に出た。
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しかし、歩けども歩けども道は終わらず、暑さは段々厳しくなっている。しかも、木陰はいっさいなし。旅人の喉をうるおす水飲み場の類いも見当たらず、出発直後に満たしたペットボトルの水も残りすくなくなってきた。

正午すぎになると、ようやくカステルッチョの町が見えた。
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しかし、それはぬかよろこびだった。ここから町に着くには、更に1時間歩かなければならなかったのだ。酷暑は極まり、一刻も早く町に生還したいという気持ちは強かったのが、右手には絶景が広がっていたので、カメラマンとしてはどうしても立ち止まって撮らざるを得ない。そして、撮った後、走ってクマ夫に追いつこうとするから体力を消耗する。こんな感じであたふたと撮った写真の一つがこちら(クリック!)。高台から見下ろしたピアノ・グランデ(大平原)。

ようやく町に到着!この角度から見下ろすカステルッチョの光景はすばらしかった!
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雲は大地に影をおとすということがよくわかった
(写真をクリックすると大きなサイズになります)


出発してから4時間半... あれ、クマ夫、確か3時間ちょっとのコースだっていってなかったっけ?!どうやら途中で道を間違えて余計に歩いてしまったようで

ウンブリアの旅:カステルッチョ〜朝ごはん

早朝のピアノ・グランデ(大平原)の幻想的なうつくしさへの興奮も覚めやらぬうちに、平原の一角を占める丘のてっぺんにあるカステルッチョの村へ到着。まだ7時前である。昼間の猛暑からは想像できないほど肌寒い。どこか適当なところで朝食をとることになった。人口150人の村にもかかわらず、バールが数軒、レストランも兼ねている宿が数軒あるのだ。しかし!朝早すぎて、どこも開いていない...
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お腹は空いているし、寒いしで、へこみかけていたら、上の写真の坂を上ってY字路を左折したところにあるTavernaというレストラン/ホテルが、通常は宿泊客にだけしか出さない朝食を出してくれるという。うわ~い!

熱々のコーヒー。ほかほかのクロワッサン。この時点ですっかりご機嫌だったが、地元で飼われている羊のミルクを使った出来立てのリコッタチーズ、ジャム、塩なしパンの組み合わせのおいしさに感動!
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腹ごしらえをしてパワーをつけた後、いざ出発~。
って、どこへって?ハイキングでございますよ。
イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
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