motocchioの食いしん坊日記

ローマの旅2013冬:世界最古の美術館

滞在3日め最後の目的地はカピトリーノ美術館。カピトリーノの丘のてっぺんにある世界最古の美術館です。創立15世紀。

着いた時はもう夕方。ギリシア神話の双子の神カストルとポルクスに迎えられ、ゆるやかな階段を上ります。
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てっぺんはミケランジェロ設計のカンピドリオ広場。
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こうやって人が座ってなごめるようになっているのがすばらしい
カップルも二組なごんでおりました


あらかじめ予約しておいたので、入場はとっても迅速でスムーズ。中に入るやいなや、お目当てのブツが!
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コンスタンティヌスの巨像!

中にはローマ帝国ゆかりの展示物が満載。しかし、私の足の痛みは極限に達し、耐えきれずもう歩くことはできませんでした。マルクス・アウレリアスの銅像が飾ってある部屋の階段に座って休憩。その後、バルコニーから周りの絶景を愛でる。
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パラティーノの丘

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バチカン

一通り古代ローマのセクションを見学した後、カフェへ。


このカフェはおしゃれだし、ひろびろとして居心地もよし。おすすめ。お店のお兄さんもオシャレでエレガント。
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搾り立てのオレンジジュースでビタミン補給。
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そして、カフェの前の大きなバルコニーで再び撮影。
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とにかく足が痛かったという思い出。展示で覚えてるのは、コンスタンティヌスとマルクス・アウレリアスの大きなブツ二つだけ。それでも、やっと念願の場所に行くことができて嬉しかったです。

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夜のカンピドリオ広場

ローマの旅2013冬:自慢の愛車

ローマの歴史中心地区を歩いていると、時折こういうモノに遭遇して、うわあと盛り上がります。

そう、イタリアの国宝(と私は思ってる)フィアット500(チンクエチェント)!イギリスのミニクーパーと相並び人類史上で最もかわいい車
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この車、見かけはかわいくても運転するのはかなり大変らしい。私の周りの若者は「チンクエチェントの運転は自分のおじいさんにはかなわない」という声を何度か聞いたことあり。こういう古い車を手入れして乗ってるのは大概お年寄り。このブルーのチンクエチェントも外も中もピカピカ。

見ほれていたら、間もなく持ち主登場!
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予想通り渋いおじさん!

「素敵な車ですね!いっしょに写真撮らせてください」と思い切って頼んだら、ちょっと照れくさそうに、でもかなりうれしそうに了解してくれました。

ローマに限らず、イタリアの古い街角に本当に似合う車。50年代、60年代のイタリアの街角のモノクロ写真を見ると、走ってる車が全部チンクエチェントだったりする。それほど全国通津浦々に普及してた国民車。その頃にタイムスリップして街角スナップが撮れたら... ドラえもんに頼んでみたいヨ。

ローマの旅2013冬:猫達が住まう古代遺跡

滞在3日目の夜、旧市街中心を歩いていたら立派な古代遺跡跡に遭遇。立ち止まって眺めていると...

ね、ねこ?!
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ここにも!
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あそこにも!
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ねこはどこにいるでしょうか〜

クマ夫が手持ちのガイドをチェックしたら、ここはトッレ・アルジェンティーナ広場(Largo di Torre Argentina)という古代ローマの遺跡。何と、あのユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が暗殺されたと言われている場所。現在は常時およそ250匹もの野良猫が保護されているんだとか。野良猫たちの面倒を見て、養子縁組の世話をしている野良猫センターもあります(詳しい情報は地球の歩き方のこちらのページに掲載されてます)

この遺跡は1930年代に発掘が始まったのですが、その時はすでに野良猫たちの住処だったのだとか。いい場所、選んだねえ。それにしても、野良猫たちの住まいがカエサルが暗殺された古代遺跡とは!その事実に驚嘆すると同時に、野良猫センターの活動にも感心。

野良猫センターのHPはこちら。活動支援の為の寄付も受け付けてます。

ーーー
イタリアは上院下院の総選挙が終わってからもうすぐ一週間になろうというのに、まだ新政権発足のめどがたってません。先日ローマ法王も正式に退位。「イタリアは政府も法王もいないアナーキーな状態!」と嘆く声も。3月中旬までに何とかすることになっているらしいです。何とかなるのか。

ローマの旅2013冬:サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会

ベルニーニの小象が背負ってるオベリスクのあるミネルヴァ広場にはサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会(Basilica di Santa Maria sopra Minerva)があります。着工1280年、完成1370年。

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小象の後ろの教会だよ

この教会はの名前の由来。エジプトの女神イシス神殿の木曾の上(sopraは「上」の意)に建てられました。しかし、この神殿は間違ってミネルヴァの神殿だとされたため、現在のような名称になったんだとか。(以上Wikipediaより)イタリア人、昔から超適当 ^^;

市内唯一のゴシック様式の内装の教会と言われてます。元々は他の様式だったけれど19世紀にゴシック様式で修復されたのだそうで。ふむふむ。

中には、高名な中世の画家フラ・アンジェリコの墓があります。イタリア美術に疎い私も好きな画家です。この教会に入った時点で足が痛くて痛くて、教会の中を歩き回る気力がすっかり失せていたので探しもしませんでした。ゴメンね、フラ・アンジェリコ。立派な教会内部の全体写真も撮らず。これじゃ様子がさっぱりわかりませんね。でもミケランジェロ作「あがないの主キリスト」(Cristo Portacroce)はしっかりチェック。
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キリスト、いい男だわ〜。今までの人生で見た中で最もセクシーなキリスト像。このままD&Gやヴェルサーチの広告として通用する。

別の人が作ったキリスト像。色気はないし、ポーズもどことなくぎこちない。ミケランジェロのキリスト様は今にも動き出しそう。ミケランジェロといいカラバッジオといい、後世に大きく名を残した人の作品はさすがの説得力。
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それから、立派なオルガン。天井や壁を飾るフレスコ画との取り合わせがいいですねえ。でも、長くて大きいパイプがないから、バッハのトッカータとフーガを演奏してもあんまり迫力は出ないかもしれない。
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一番私の心にひびいたスポットがこちら。1485年アントニア・ロマッツォーノ作「受胎告知」。
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こういう絵はこういう場所に飾ってこそ輝く。

カトリック教会は、音楽、建築、絵画、彫刻、ファッションの全てにおいてヨーロッパの芸術シーンを牽引してきましたね。正に芸術の総合総社。芸術家にとっては最も大切なパトロン。由緒ある教会のフレスコが描かれた高い天井を見上げ、オルガンの音色や聖歌隊の歌声に耳をかたむけ、礼拝堂に飾られた美しい宗教画を目にすると、不信心な私の心にも何か訴えるものがあります。ヨーロッパに限らず、世界を見渡してみると、多くの国の歴史的な遺産は宗教にまつわるものが多いですよね。神を信じる行為は時に争いなどの負の結果をもたらすこともあるけれど、人間の精神を高める力になってきたことも確か。宗教の違いが諍いの種になるのは今も昔も変わりませんが、信じる宗教の違いを越えて共存できる世界になってほしいものです。

ローマの旅2013冬:ベルニーニの子象の像

ありとあらゆる歴史のある建物、噴水、像があふれ、街全体がひとつの美術館の様相を成しているローマです。さすが後世にまで残っているものはどれも立派なのですが、その中でも私が特に愛着を感じたのがこちら。

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ベルニーニ作の小象の像。場所はパンテオン近くのミネルヴァ広場。1667年からオベリスク(紀元前6世紀に作られたもの)を背負って立ってます。

象はカトリックでは知性と慈悲を表し、カトリックに限らずキリスト教においてはポジティブなイメージがある動物なんだとか。古代ローマの時代には、カルタゴの名将ハンニバルが北アフリカから象軍団を引きつれてローマに攻め入り、ローマ人を恐怖のどん底に陥れたという過去がありますよね。当時の象のイメージは限りなくネガティブだったはずが、それも長い年月とともに風化し、ポジティブなものに置き換えられたということでしょうか。

ちなみに、象は私も子どもの頃から大好きな動物です。象にちなんだ音楽も楽しいですよね。これとか。


これとか。


久しぶりに聞きました。何だかなつかしいなー。

小象にオベリスクを背負わせることにしたローマの街が好きです。
イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
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