motocchioの食いしん坊日記

バルセロナの旅:サグラダ・ファミリア

モデルニスモ散歩午後編の大トリは、アントニ・ガウディのサグラダ・ファミリアでございます。

ガウディといえばサグラダ・ファミリア。バルセロナといえばサグラダ・ファミリア。カタロニア・モデルニスモといえばサグラダ・ファミリア。バルセロナ市を象徴する国際的な知名度が高い建築物です。当然のことながらユネスコ世界遺産です(2005年認定)。

着工されたのは1882年ですが未完成。かつては完成まで300年はかかると予想されていましたが、スペインの経済成長や入場料収入などに支えられて工事がハイスピードで進んでおり、公式発表ではガウディ没後100周年目の2026年に完成するとされています。

建築の特徴は「綿密に構成された象徴詩的なシンボロジーと共に、パラボリックな(放物線状の)構造のアーチや、鐘楼に据えられた自然主義と抽象主義の混在する彫刻などで、大胆な建築様式を誇っている」とされています(Wikipediaより)

サグラダ・ファミリアの工事ですが、な、なんと、主任彫刻家をつとめるのは日本人の外尾悦郎氏なのです!現地に骨をうずめる覚悟でバルセロナに移り住んでから35年。こちらのサイトで外尾氏のプロジェクトにかける意気込みがで紹介されていますし、youtubeには外尾氏を紹介するドキュメンタリー番組がアップされてます。興味がある方はぜひご覧になってください。同じ日本人として心から誇りに思えるすごい方です!

さて、サン・パウ病院を外からだけ見学した後に、行きがけに通りがかったサグラダ・ファミリアに戻りました。歩道を歩いていくと、サグラダ・ファミリアに近づいていく。すごいな。
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1915年の時点では、まだこれだけ建っていなかったことを考えると、既にこれだけ出来上がっているのはすごいことだと思います。
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このイエスの誕生を祝う様子を描いた『生誕のファサード』
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この見事な彫刻群の一部を2000年に完成させたのは外尾氏です!
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写真をクリックすると拡大されます

教会の中へ入るのは有料です。当日券購入のブースは何百メートルという長蛇の列。しかーし、私たちは出発前にインターネットで入場券を購入してから行ったので、列をすっとばして、誰もいない予約券を持っている訪問者専用の入り口からすうっと入りました。みなさん、個人旅行でサグラダ・ファミリアへおいでの際は、入場券のネット購入をお忘れなく(こちらのサイトで)!

入場は受難のファサードから。このファサードはここだけ別の建物のよう。彫刻担当は外尾氏ではなくジェセブ・マリア・スキラッティ。ガウディの意思を継ぐことなく勝手に自分のスタイルに変えてしまったらしいのです。この教会のこの部分だけコンクリートむき出しな感じで、かなり浮いてました...
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(Wikipediaから拝借した写真)

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まず地下一階の資料館を見学してから教会の中へ。

うわ〜!!!
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こりゃすごい!
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度肝抜かれた!
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この森のように柱が直立する内部の聖堂は2年前に完成したばかり。ローマ法王ベネディクト14世が行ったミサには6500人が参列し、800人の大聖歌隊がお祝いしたんだそうです。壮観だったでしょうねえ。

ガウディは天井のデザインから細部の装飾品まで考え抜いていたんだそうです。
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天井

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ユニークかつ芸術的な祭壇

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うつくしい光に包まれてくつろげるベンチ

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祭壇の奥は色とりどりの光が差し込む空間

この建築物がただ1人の人間の創造の産物であるという奇跡に感動せずにはいられません。

サクラダ・ファミリアはガウディの意思を継ぐ多くの人々の手によって日々生き物の様に成長し続けてます。完成予定の2026年まであと14年。世界の多くの人々と共にその日を心待ちにしたいと思います。
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完成予想図

バルセロナの旅:サン・パウ病院

モデルニスモ散歩午後編の第2弾はサン・パウ病院。設計はカタルーニャ音楽堂と同じく建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネール。音楽堂とセットで世界遺産登録されてます。

この病院、バルセロナ観光の前には必読の『バルセロナ・エッセンシャルズ』で一押しされているスポット。飛び抜けた外観の正面入り口を入ると、信じられないぐらいファンタスティックな病棟が次から次へと現れるというではありませんか。しかもその病棟がありえないぐらい可愛いらしい!矢も盾もたまらなくなり見に行くことにしたのであります。

あのサグラダ・ファミリアから徒歩10分。

らしいですが、ちょっと迷って15分ぐらいで到着(苦笑)

こんな素敵な遊歩道を歩いて行くと、彼方に目的地が見えてくる仕掛け。心にくい町づくりですねえ。
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これが噂の正面入り口。病院!?教会じゃなくて?!
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立派だわ... さすが世界遺産だけのことはあります。
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早く中に入って噂の病棟群が見たかったのですが、な、なんと修復中で閉鎖されてました!

がーん...
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脱力

自宅に帰って来てからWikipediaをチェックしたら、老朽化が進んで2009年に病院としては閉鎖され、世界遺産のために修復が進められているんだそうです。これからバルセロナを訪れる方は、修復が終わったかどうか出発前にチェックして、再オープンされてたら是非見に行ってみてください!

バルセロナの旅:カタルーニャ音楽堂

激うまタパス・ランチで景気をつけたところで、次なる観光スポットであるカタルーニャ音楽堂 (Palau de la Música Catalana)へ。建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーメネクによって設計されたモダルニスモ様式のコンサートホール。ユネスコ世界遺産です。

ここはガイドツアーを予約しないと入れないシステムになってます。当日予約も出来るようですが、あらかじめインターネットで予約しておくと安心(クリック)。私たちは3時からの英語ガイドツアーに予約を入れました。途中ちょっと迷いましたが、無事ツアー開始10分前に到着。

まず入り口でびっくり。音楽堂の建物の正面(ファサード)が別のモダンなガラス張りの建物ですっぽり覆われております。こういう具合に新旧融合させて大胆に改装する技はイタリアでも見られます。
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中に入ると、ガラスに貼ってある建築物の名前の文字が影になって光差し込む廊下の床に映るという仕掛け。洒落てますねえ。
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もう少し奥に入ると高天井のロビー。独特の雰囲気。けっこうまともそうなカフェがあって、飲み物やピンチョスなどが注文出来る様になってました。
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定刻になると、ちょっと小太りのおねえっぽいしゃべり方の男性ガイドさん登場。まずはロビーから入ってすぐの部屋に通されました。ここで音楽堂の歴史を紹介するビデオの上映。この音楽堂、カタルーニャ・ルネサンスにおいて指導的役割を果たした合唱団オルフェオ・カタラの為に建設されたのだそうで。
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映画が終わると階段を上って待合室のようなところへ。ここからは建物正面に位置するカラフルなタイル作りの円柱を眺めることができます。この円柱、ひとつひとつ色もデザインも違うのです。それでも何となく全体的には統一がとれてるところが面白いですね。もう一つの特徴が大きな窓ガラス。建築家は窓から見える周りの建物も計算に入れて設計したのだとか。
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この後すぐメインホールへ。

どどーん。
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度肝抜かれました。いはやはや何とも。

天井を見上げてまたビックリ。ステンドグラスの細工も凝ってます!
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是非写真をクリックして大きなサイズでご覧下さい

間を大切する和の美の対極ですね。柱も騎士やら馬やらベートーベンやらのレリーフ造り。
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2階席へ移動。ここからは天井の作りがよく見えます。派手ですねえ。黄金色の柱は孔雀の羽をかたどったデザインになってます。
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またこの建物は、メインホールの天井に限らず、あちこちにバラの飾りが施してあって、そこはかとなく乙女ちっく。なぜバラなのかというと、バルセロナの街の(なぜか)守護聖人である聖ゲオルギウス(サン・ジョルディ、セント・ジョージ)のシンボルだからなんだそうで。
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2階席から1階席を見下ろす図。
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これでもかと意匠の限りが凝らされた絢爛豪華な空間には驚かされました。さすが世界遺産。一見の価値はある建物だと思います。

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個人的に一番気に入ったのはかわいい床のタイル

モデルニスモ散歩午後編、続きます。

バルセロナの旅:タパス三昧(1)

頭の中はパエリヤとタパスで一杯という状態でやってきたバルセロナ。しかし、星の数ほどあるお店の中でどこへ行けばいいのか。

出発前にいろいろリサーチして選んだのがCerveceria Catalana(セルヴェセリア・カタラーナ)。某有名バルセロナ食べ歩きブログで一押しのお店です。期待に胸を膨らませて、モデルニスモ散歩の後に昼ごはんを食べに行ってきました。

一時頃にお店に着いたら...
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レストランの外にまでタパス難民があふれてる

混雑している時は名前と人数を言って待つシステム。30分待ちだと言われました。待ってる間にお店見学。

入ってすぐ左の図。写真ではわかりにくいですが、カウンターの上にはパエリア、それから、ケースの中には焼かれるのを待ってる様々な串焼きたち!!!
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入ってすぐ右は長いカウンター。上にはタパスの小皿がずらり、ショーケースの中もぎっしり!
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絶景かな、絶景かな

待ちながらテンションあがりまくり。

カウンター席とテーブル席があります。もちろん私が狙っていたのはカウンター席!
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次にここに座るのは私よ!

落ち着いて食べたい人はテーブル席にすわって、メニューを見ながら注文して行きます(英語メニューあり)
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予定よりも10分ほど早く席をゲット。交渉の末、初心貫徹でカウンター席!テンションあげながら席に着いて、とりあえず冷たいビールを注文。このお店の名前はCerveceria Catalana。つまりカタルーニャ風ビール屋。ビール飲みながら何かつまむのが主旨のお店なんでしょう。

冷たいビールを飲みながら、クマ夫と二人でカウンターの向こうのおにいさん達にほしいものを頼んでいきます。カウンター席は下克上状態ですが、お店の人はてきぱき手際がよく、どんどん注文に答えてくれます。

まずは目の前にずらりと並んでいるピンチョス(バゲットのスライスにトッピングを様々なトッピングを乗せたもの)注文。右から、ハモンセラノと獅子唐、ツナクリームを詰めた赤ピーマンのオイル漬け、塩漬けアンチョビーと野菜。パンもトッピングも最高!特に私が唸ったのがハモンセラーノと獅子唐。あんまり気に入ったので、後から追加注文したぐらい。
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タラのコロッケとハモン・イベリコ(イベリコ豚の生ハム)のピンチョス。おいしい!
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特にハモンイベリコ、最高

マルコが頼んだ塩アンチョビー、オリーブ、トマトのパンタパス。あまりおいしそうじゃないと思ったら案の定、イマイチ。大きいからお腹も膨れるし外れ。
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本当はパエリヤも食べたかったけれど、お腹が膨れるからここでは我慢。私は串焼きカウンターに歩いていって、おじさんと直接交渉。最初は英語で頼んだけれど通じが悪い。仕方ないからイタリア語で再注文すると、おじさんがほっとした表情になりバッチリ。以降、滞在中はずっとイタリア語を話しました。通じます。

本命の焼き物登場。白イカ、エリンギ、エビの串焼き。新鮮な材料をオリーブオイルで焼いて、パセリソースがかかってます。最高!!!
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隣のお客さんが食べてておいしそうだった野菜のソテー。これもあたり。
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大好物のガリシア風タコ。ゆでダコの下にゆでじゃがいも。仕上げはスモークパプリカ。定番中の定番。それから、帆立とエビの串焼き。
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お腹が一杯になってしまったので、これで打ち止め。他にもいろいろおいしそうなものがありました。もっといろいろ食べたかった... というか全種類制覇したかった。

店内の雰囲気はいいし、お店の人はてきぱきしてるし、料理もおいしい。待つ価値あり。モデルニスタの建物が密集してるアイシャンプル(Eixample)地区にあるので、観光プランにも組み込みやすい。おすすめ!

Carrer de Mallorca, 236
08008 Barcelona
Tel +34 932 16 03 68

バルセロナの旅:モデルニスモ散歩(2)

モデルニスモ散歩の続きです。
相変わらずとりとめのない写真がつれづれなるままに続きます。

Casa Calbet • カサ・カルベ
ガウディ設計の集合住宅。今でも住宅として使われているので、中に入ることは出来ません。ガウディ色は強くないですが、一階にあるレストランの装飾はそれっぽい感じです。中も覗いてみたかったのですが、あいにくまだ閉まってました。
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なかなかおいしいレストランらしいです

おつぎはこれ。えっと... 名前忘れました(汗)
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Forn Serrat • フォルン・セラ
ベーカリーです
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Colmado Murrià • コルマド・ムリア
昔ながらの食料品店をコルマドといいます。このお店は創業1898年の老舗。ショーウインドーもお店の中もところせましと食材が壁のごとく積み上げられてます。眺めるだけで楽しい!
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あのスペインのサッカ代表ーチームのイニエスタがワインの宣伝してました!

ガウディと並べ称されるモデルニスモを代表する建築家ドメネク・イ・ムンタネルの自宅です。
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Casa de las Punxes •  ラス・プンシャス集合住宅
『伝統的なゴシック様式がモデルニスム風に解釈されて再生産された』(バルセロナ・エッセンシャルズ)と解釈されている建築。プッチ・イ・カダファルクの設計。
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Casa Asia  •  カサ・アシア
スペインとアジアの交流拠点として作られた建物なので、誰でも無料で入ることができます。モデルニスモ建築を基本に内装がちょっとアジア趣味。個人的にバルセルナで最も好きな場所のひとつ。中の写真を撮るのが楽しかったです。
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Casa Mila  •  カサ・ミラ
ガウディと言えば、おそらくサグラダ・ファミリアの次に有名な建物です。一般的には「ラ・ペドレラ」と呼ばれています。一般住宅なですが、地階の入り口にショップ、最上階に「ガウディ・ミュージアム」、屋上にガウディ作のモニュメントなどがあって、観光客にも大サービスで対応してくれているのですが、夏休みなどのハイシーズンは長蛇の列!結局入らないことにしたので、前々から見たかった屋上へ登ることは出来ませんでした(涙)
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最大の特色は直線が一切用いられていないこと
造形が面白いのでモノクロも似合う


午前の部はここで終了。まだまだ続きます!

イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
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