motocchioの食いしん坊日記

ウンブリアの旅:ペルージャ〜Mini Metro!

駆け足のペルージャ観光を終え、イタリア国鉄のペルージャ駅へ戻らなくてはならない。暑くておそ~いバスにまた乗るのは気が進まないなと思っていたら、目についたのがMinimetro(ミニ地下鉄)の看板。最寄りのペルージャ市観光案内オフィスに行って尋ねてみたら、な、なんと、Minimetroとは、歴史地区中心から丘のふもとを7駅で結ぶ無人電車らしいのだ。ペルージャ駅には数分でついてしまうらしい。何て素晴らしい。そして、何てかわいらしい名前!乗ります、乗ります!

さんざん迷ったあげく、ようやく最寄りの駅を見つけた。この入り口から地下へ行く。
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駅や電車のデザインは、フランスの建築家Jean Nouvel担当、そして、Minimetroのシステム自体は、私が住んでる南チロルのLeitner Groupが考案したものなんだそうだ。ペルージャのMinimetroもLeitner Groupの建設。おお、南チロルとペルージャの意外なつながり!
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不覚の手ぶれ
しかし、あまりにもおしゃれな入り口なので恥をしのんでアップ
さすがフレンチ、色使いといいフォントといいおしゃれなんである


このMinimetro、時刻表とかなくて、数分おきか何かの間隔で、ひっきりなしに乗り物がやってくる。素晴らしい。1ユーロぽっきりの乗車券を買って、出発進行!
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ぐわ~、す、すごい!傾斜の大きな丘の地下を貫通してるだけのことはあって、地下へぐわーっともぐっていく!視覚効果は限りなく近未来的。タイムトンネル感覚!!!ひそかに近未来マニアな私は大興奮!
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しかし、他の乗客のみなさんは、夏バテのせいもあるのか、いたって冷静なのであった

間もなく地上に出た。
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反対側の路線には丘を登る電車。
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このMinimetro、ネーミングだけじゃなくて、車両もちっちゃくてSFちっくでかわいいのだ。
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ほんの数分で到着!駅を出て、左へ曲がると、ペルージャ駅の1番乗り場へ出る。なるほど、こういう仕組みになっているのか。しかし、駅の周辺には、Minimetroの存在を示す看板は何一つない。こんな素晴らしい交通機関がありながら、このアピールの欠如はなんなのか。謎である。

それはさておき、このMinimetro、ペルージャ駅から丘のてっぺんの歴史中心地区への移動にへ絶対利用すべし。1番乗り場を左へ進むと、Minimetroの看板が見える。おすすめ!

ウンブリアの旅:ペルージャ市内観光

到着早々おいしいごはんで英気を養ったところで、いよいよペルージャ観光。街の目抜き通りCorso Vannucciを通り、11月4日広場(Piaza IV November)へ。ここには歴史的建造物が立ち並んでいるのだ。

ドゥオーモ(サン・ロレンツォ大聖堂)の階段から大噴水とプリオーリ宮殿を望む図。
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とにかく暑かった...

プリオーリ宮殿前からドゥオーモを望む図。
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プリオーリ宮殿は1293年に起工されたゴシック建築。1443年に現在の建物となったらしい。現在は市庁舎、および3階はウンブリア国立美術館として使われている。
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門の上にはペルージャのシンボルであるグリフォーネ。グリフォーネとは、ワシの頭とライオンの胴体を持つ伝説上の怪獣。
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みんな暑くてグッタリなんである...

(避暑もかねて)ウンブリア国立美術館の中に入る。ウンブリア派の代表のペルジーノ、彼の弟子のピントゥリッキオ、フラ・アンジェリコ... 私でも知っているルネサンス時代の巨匠の作品がわんさか。素晴らしい美術館である。
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立派な門

Via Cesare Faniからプリオーリ宮殿を望む図。外も立派だが中も立派(写真)。こんな建物が市庁舎って凄いな。
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観光の合間、暑くて仕方ないので広場にあるお店でジェラートを買って食べる。激ウマであった。名物はチョコレートだから、本来ならホットチョコレートというところだが、この暑さでは...

ドゥオーモ正面すぐ右の道を行くと、見晴らしのよい場所へ。
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駆け足の観光だったけど、最後にこの景色に出会えたのはよかった。

ウンブリアの旅:ペルージャでランチ

アッシジ駅から鈍行列車に乗り、わずか30分足らずでペルージャ到着。近いのねー。

しかし、相変わらず暑い、暑すぎる... ウンブリアの街の例にもれず、ここも歴史中心地区は丘の上にある。暑いし時間もないので歩いて登るなどもってのほか。駅前の交通局のブースに行ってバスのチケットを買う。待てども待てどもバスは来ず、やっと来たバスは満員。丘をぐるぐる螺旋状に上り、やっと街の中心についた。

もう1時である。お昼時である。お腹ペコペコなんである。この界隈にはたくさんレストランがあるらしいが、あまりに暑いので近場ですませたい。そこで目についたのが、ガイドブックで一押しされていたこのお店。
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この入り口から見るからに年季の入った石の階段を降りていくと、素敵なレストランがそこにはあった。
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背が高く恰幅のよい気さくなおじさんが出迎えてくれた(どうやらオーナーのようである)。周りの建物に囲まれていて、ちょうど日陰になっていたこともあり、外のテーブルにしてもらう。
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座って注文すると、すぐパンが出て来た。焼きたてでおいしい。アフリカ系のフレンドリーなウェートレスのお姉さんがかいがいしく面倒をみてくれる。
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パンのカゴもグラスもカトラリーも品があって素敵である。
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この日はちゃんとした食事をしようと決めていたので、プリモとセコンドを頼んだ。まずはクマ夫のプリモ。ウンブリア名物レンズ豆のスープ。
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しゃれたプレゼン!口のせまい器に入っているのでスープが冷めにくい。しかし、冬場はいいのかもしれないが、この暑さでなかなか冷めないスープを食べるのは苦行である。ふうふう言いながら食べていた。

わたしのプリモは、じゃがいもとポロ葱の冷製スープ。そう、イタリア版ヴォシソワーズ。大好物なんである。こちらも洗練されたプレゼン。
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暑い日中にアルコールを飲むと体温があがって危険ではあるが、こんな素敵なレストランでワインを飲まないのは口惜しいので、白ワインのグラスで注文。ウンブリア産の白。すっきりさわやかでおいしい。
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一息ついたところでセコンド登場。2人で同じものを注文。グリルしたチキンにフルーツと野菜を添えたもの。
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何てうつくしい盛りつけ!イタリアは食に関しては実質本位なお国柄で、味はよいけれど盛りつけはいい加減というお店が結構多いのだけれど、このお店はちがうね。盛りつけだけではなく、お味の方も大変結構。よい材料をシンプルにというイタリア料理の王道。

すっかり満足してくつろいでいたら、オーナーのおじさんがサービスの食後酒をすすめてくれた。もちろんよろこんでいただく。リモンチェッロ(レモン味のリキュール)、それから、なんと、チョコレートのリキュール!どちらも自家製。トリノと並んでチョコレートが有名な街だけどのことはあって、このチョコレートのリキュールは絶品だった!
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最後にコーヒーを飲んで、おしまい。
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コーヒーが冷めないように蓋がしてある
何でも熱々で供することにこだわっているお店のようだ

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アンティークの銀製の砂糖入れ

自宅に帰ってから、Tripadvisorのペルージャのレストランランキングで105店中、堂々1位であることを知った。サービスも場所もよいし料理もおいしい。お店のスタッフは英語もOK。心からおすすめしたいお店である。
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ウンブリアの旅:アッシジ駅

丘の上のアッシジ旧市街からバスに乗って、アッシジ駅へと着いた。この駅というのが、ものすごく素敵でビックリ!イタリアの駅といえば、古くて薄汚くて、陰鬱な気持ちにさせられるのが多いのだが、アッシジ駅は違う。あたらしくてピカピカ。しかし、モダンな作りに伝統的な要素が取り入れられていているので、新しいながらもイタリアらしさも十分に感じられる。人口2万4000人あまりの街の駅とは思えない立派さ!百聞は一見にしかず。写真をご覧あれ。

入り口入ってすぐのホール
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ベージュとダークウッドを基調にしたデザイン
天井の幾何学的模様のフレスコ装飾もうつくしい


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乗車券売り場
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ただし、お昼休憩だったからか閉まっていた...

乗り場へ続く廊下
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暑さ負けしてぐったりしている観光客が1名おりますね


乗り場
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この表示の字体のセンス!

人口わずか2万4000人あまりのアッシジには、年間400~500万の観光客が訪れるらしいですから、駅を手入れする資金には事欠かないということなのか。しかし、お金があっても使い方を知らなかったらどうしようもない。利益をこのようにセンスあふれる方法で還元するというのは本当に素晴らしい。イタリアの他の街も大いに見習ってほしい。

ウンブリアの旅:アッシジの街

ずうっと訪れたかったサン・フランチェスコ・アッシジ大聖堂を見学した後、コーヒー休憩。大聖堂の上堂を出てからすぐのカフェへ入った。大聖堂を眺めながらコーヒーが飲める特等席に座る。私はお腹ペコペコだったので、塩味のペーストリーもたいらげたw
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腹ごしらえをしたところで、サン・フランチェスコ通り (Via San Francesco)を下り、コムーネ広場へと向かう。
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街中のアーチや壁がライトサーモンピンクと白の石材で作られているせいか
全体から受ける印象が他の街に比べると女性的でやさしい


途中、とてもよさげなサンダル専門店を見かけた。シンプルなデザインの栗色や黒の皮のサンダルが表に並べられている。いいなー。丁度、栗色のサンダルがほしかったんだー。ディスプレーを入念に眺めて、どうしても一足ほしくなったのでお買い上げ。このお店は3代続いてる老舗。昔も今も変わることなく巡礼に訪れる人々や修道僧が歩きやすいモデルを揃えているのだそうだ。親切な店主のおじさん、値引きしてくれた。いいお店だ。

さてコムーネ広場へ着いた。ここには、古代ローマ時代に建てられたコリントス形式の列柱を持つミネルヴァ神殿があるのだ。この神殿はキリスト教の時代になってから教会として転用されたため、破壊されることなく現在まで保存されているらしい。
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神殿はモノクロが似合う
なぜか表はドイツ人の若者たちであふれていた

コムーネ広場の一角で、私が好きな写真家の1人マリオ・ジャコメッリの写真展をやっていた。入場料ただ。有名な修道僧シリーズの生プリントを見て、いささか感激。寄付も兼ねてカタログ購入。
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もう一つの見所であるサンタ・キアラ教会へと急ぐ。
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聖フランチェスコの活動に心打たれ、彼の最初の女性の弟子となったのが聖女キアラ。聖フランチェスコ同様、彼女も豊かな貴族の娘としての生活を捨て、清貧 なフランチェスコ修道会の修道女となったた。聖女キアラをはじめ、聖フランチェスコと志を同じとする修道女たちは後に聖女キアラの名をとってキアラ会(ク ララ会)と呼ばれる女子修道会を築き、彼女たちの奉仕活動は現代でも続けられているという。この教会は1283年に建てられ、彼女に捧げられた。聖女キアラの聖遺体のほか、聖フラン チェスコと聖女キアラの衣装や愛用品が飾られている。個人的にキアラの衣装が質素ながら趣味がよく美しくて、強く心に残った。

この教会を出ると、かなり暑さが厳しくなってきた。教会前の広場の木陰で涼みながら平野の景色をぼんやり眺めている人をかなり見かけた。しかし、我々にはぼんやりしている暇などない。ペルージャ行きの列車へのらなくては!
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アッシジ駅行くのバスをひろうために最寄りのバス停へ向かう道すがらに通りがかった路地はどれも素敵だった。
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アッシジは、夏は観光シーズンで人は多いにもかかわらず、静かで落ち着いていた。そこが大いに気に入った。今回訪れた場所以外にも見所がいろいろあるし、街並みは古くうつくしく統一感があるし、本当によいところだと思う。時間がなくてゆっくり見て回れなかったのが非常に残念ではあったが、この地を訪れたいという長年の願いがかない大満足!
イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
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