鬼太郎駅を出ると小雨が降っておりました。すると、何と、蛇の目傘を持ったネズミ男が!なかなか気のいい奴で、気軽に記念撮影に応じてくれます。私もしっかり甥っ子との2ショットを写真におさめました。
まず目についたのが町中のあちこちに何気にあしらってある目玉おやじ。タクシーのてっぺんのランプもそうです。
駅を出て、右手に曲がるとすぐ水木しげるロードが始まります。道の両側にいくつもの妖怪の銅像がぎっしり据えてあるのです(ロードマップはこちら)。
クマ夫の大好きな豆腐小僧!
あどけない小僧さんにすすめられた豆腐を食べると、たちまち身体中にカビがはえちゃうから要注意
それから、河童の三平が好きな甥っ子の熱いリクエストで河童の泉へ。
こちらが河童の三平
それから、妖怪神社。
ようく見るとお札が妖怪キャラ!
歩道沿いにたくさん並んでいるブロンズ像で意外だったのが、ネコ娘とかぬりかべとか目玉親父とか、ゲゲゲの鬼太郎の主要キャラの銅像のサイズが非常に小さかったこと。子どもの頭ぐらいしかありませんでした。なぜ?!
街のあちこちに妖怪モチーフが何気にあしらわれております。
他にも妖怪ベンチとかいろいろありました
水木ロードの両側はみやげもの屋と食べ物屋にほとんど埋め尽くされております。妖怪にちなんだ食べ物もいろいろ。
食べたら身体中にカビがはえるとか?!
おみやげに買って帰った妖怪まんじゅう
この写真を撮ったとき、鬼太郎とネズミ男のは、わたしとクマ夫の胃袋にすでに入ってしまっていた
何故か、実家の母がお気に入りのサラリーマン山田
こ、これは妖怪なの?!
お店をひやかしたり、甥っ子と姪っ子の好きな銅像の前で記念撮影をしたりしているうちに、お昼の時間になりました。焼き鳥が食べたいという甥っ子の熱いリクエストに答えて、目当ての焼き鳥屋に行くと、つぶれていた!水木しげるロードにはいろいろな食べ物屋がありますが、ほとんどは日本海の海の幸を売り物にしたお店ばかりで、バラエティに欠けるのが難点。日本海の幸は大人は大喜びかもしれませんが、子どもウケは今ひとつかもしれません。私と妹はまぐろラーメンに心ひかれたんですが、子どもたちは今ひとつノリ気じゃない。とりあえず街で唯一と思われる洋食屋さんに入って何か食べてから、まぐろラーメンを味見することになりました。
洋食屋さんは、私たちが入った時は空いてましたが、あっという間に満席に。海の幸以外のものを出すお店が圧倒的に不足しているので、人気なのも納得です。
広々としたブース席は居心地よかったで〜す
甥っ子はステーキ丼
醤油味のステーキにネギとノリの組み合わせ
味見させてもらったら、おいしかった
妹は海鮮チャーハン
そして、(カレー好きな)私はシーフードカレー
いずれも冷凍ではなく新鮮な魚介類が使ってあっておいしかったです。食後、広々としたブース席で、子どもたちは妖怪文庫という本屋さんで買った妖怪図鑑に読みふけり、大人はコーヒーを飲んで、思い切りくつろぎました。しかし、お腹が一杯になってしまって、まぐろラーメンを食べる余裕は残っていなかった!残念でありました。
リベンジの機会は果たして将来訪れるのか?!
まぐろラーメン屋のすぐ左が商店街アーケードの入り口です。
どこの街でも見かけるたたずまい
このアーケードをすすむと、右手に水木しげる記念館があります。全ての道がローマに通じるがごとく、境港の全ての道はここ水木しげる記念館に続いているのです(ホントか?!)。
甥っ子たちが怖がるので、建物の写真を撮って終わり
交通機関、飲食、グッズ、街の装飾など、ありとあらゆる工夫を凝らして妖怪キャラが活用されております。ここ境港は、水木しげるロードが出来る前は観光客などほとんど訪れることはない静かな漁港の街だった訳ですから、年間200万人が訪れる観光ブームは正に青天の霹靂、一獲千金の大チャンスでありましょう。ここまで妖怪キャラが百花繚乱に活用されているのは、ひとえに「著作権?!ああ、何でも自由に使ってかまわんよ」と言ってのけた水木しげる氏の太っ腹のおかげらしいです。
街をあげての大感謝
すでにもうスッカリなまけ者です、先生
行きはネコ娘列車でしたが、帰りは目玉親父列車。
列車が出発する直前になって、ネズミ男が見送ってくれました!
目玉親父列車はシートももちろん目玉親父パターン
最後に見たのが水木夫妻の銅像の後ろ姿。
BGMやっぱりこれですね
この池が見えてくると、家はもうすぐそこ