motocchioの食いしん坊日記

グラスゴー現代建築めぐり

10月になって急に多忙になって中断していたイギリスの旅報告、復帰です。多分、やめたり戻ったりのとりとめのない更新パターンが当分続くと思いますが、よろしくおつきあいください。

グラスゴーでプチ楽しみにしていたのが、現代建築めぐりです。といっても時間がないので超おおいそぎ。

まずは、スコットランドを代表する建築家チャールズ・レニー・マッキントッシュゆかりのスポット。アール・ヌーヴォーの提唱者のひとりで、ウィリアム・モリスが興したアーツ・アンド・クラフトの運動にも深く関わりました。グラスゴー市内には彼が設計した建物が点在してます。最も有名なのが、街の中心にあるThe Willow Tearoom。ですが、前にいっただけで入店はせず。

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しゃれた看板だねえ

そして、彼の母校であり、若干27歳にして新しい校舎のコンペに優勝し、設計したグラスゴー美術学校です。

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正門。ちょうどクラスが終わったばかりの未来のアーティストが出てきました。


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横から見た図。急な坂道の上に建っている。

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美術学校のいかしたカフェテリア。ただし多分マッキントッシュの設計ではない。

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いかした図書館。

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街の重要な観光スポットだけのことはあって、ガイドツアーもある。

おつぎは、クライド川沿いにある通称アルマジロことグラスゴー・オーディトリアム。

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川の反対側には、わたしが一番見たかった科学センターが。銀色の丸ムシのような未来的な建物です。左隣はBBCスコットランド局があります。

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科学センターは、この旅で最も見たかったスポットなので、写真も気合い入れて撮りました。こちらで見ることが出来ます。クリック

グラスゴー大聖堂

ネクロポリスの丘のすぐ下にあるのがグラスゴー大聖堂(Glasgow Cathdral)。スコットランドを代表するゴシック建築です。作られたのは13世紀〜14世紀。16世紀になってから宗教改革があり、スコットランド中の教会はほぼ破壊されてしまったので、この大聖堂はスコットランドで唯一完全なかたちで残されているものなんだそうです。

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ネクロポリスの丘から見た図

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広場から見た図
なぜかおどろおどろしく黒く汚れている
ビジュアル的にはネクロポリスのお隣としてぴったり
下手に塗装とか清楚とかしないで、このままそっとしておいてほしい


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正面口

壁は様々なステンドグラスで装飾されています。

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この簡素な幾何学模様は、日本の針子細工のパターンみたいで何だか親しみがもてる

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ちょっと写真ではわかりにくいですが、熱心に説教している神父さまは
タータンチェックのスカートをはいているのです。
もっと近づいて写真撮りたかったけれど
邪魔をしたくなかったので遠くから遠慮がちに1枚だけ。

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地下にも礼拝スペースがあります

ネクロポリス

ちょっと更新に間が空きました。今週から長距離通勤再開で、月曜日から水曜日までいそがしい。クリスマスまで、こういう生活が続きます。

さて、今日はネクロポリス(死の都)をご紹介します。ネクロポリスとはグラスゴー市内にある墓地です。ぴったりのネーミングですね。

ネクロポリスはビクトリア朝時代の19世紀に作られました。この時代、貿易や製造産業の急成長に伴い人口増加。それに引き続き死者も増加。それまでは、市内のあちこちにある教会の敷地内に死者を葬ってきましたが、場所が足らなくなってきたし、住宅地の近くに大量の死体を埋めるのは不衛生ということで、グラスゴー大聖堂に隣接した高台に大きな墓場が作られました。3500の墓があり、5万人が葬られています。

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入り口の門

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門を入ってすぐの参道

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小雨が降りやまない

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参道は丘のてっぺんまで螺旋状に続いていく

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てっぺん

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墓地が似合う人

降り続ける冷たい小雨。陰鬱だけれど心休まる静寂の空間。極めてスコットランド的な空気を強く感じました。個人的にグラスゴーで最も気に入った場所です。

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クリックしたら大きなサイズで見られます

Cafe Gandolfiでお昼ごはん

グラスゴーの街をうろうろしていたら、雨脚は激しさを増していきました。足下がしたたか濡れるのには辟易したけれど、これもスコットランド体験と思いながら、今日のお昼のお店Cafe Gandolfへ。伝統的なスコットランド料理やちょっとモダンな軽食が楽しめるらしいのです。

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頑固に傘はいらないと言い張っていた男
お店を見つけた時は内心ほっとしていたに違いない


一階は満席。2階のBarエリアへ案内されました。2階もほぼ満席。かなりの人気店のようです。店内は古いタイルの白とウッドフロアの暖かさを生かしたインテリア。気取らず落ち着ける雰囲気です。大きな天窓からそそぐ光がやわらかくうつくしい(写真を撮るのに最も適したライティング)

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右のおじさんがビル・クリントンに見えて仕方なかった

2階は親切なウェイターのお兄さんが一人で切り盛りしていました。このお兄さんのサービスがフレンドリーで温かく気配りがある。しかも適度に節度があって決してやりすぎない。バランス感覚に重きを置く英国スタイルの王道。今回のイギリスの旅でのベスト・サービスでした。

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年月を感じさせる壁のタイル
ところどころに飾ってあるモダンなアートとの取り合わせがいい味を出している

昼食はスコットランドのビールを飲みながら伝統料理を食べると決めていました。注文した料理にあうおすすめのビールを聞くと、お店のお兄さんの一押しはスコッティシュ・エールのSt. Andrews。料理を待ちながら、とりあえず一杯。

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このビールは...激ウマ!

モルトたっぷりでコクがあるけれど甘すぎず、苦みなく、味のバランスが最高。発砲の加減もちょうど良く、喉越しも最高。スコットランドの地で、ようやくおいしいビールに出会えました!

20分ほど待たされて、料理登場。わたしが注文したのは、ブラック・プッディング、マッシュルームのソテー、パンケーキの組み合わせ。

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ブラック・プディングとは、イギリス北部やスコットランドで主に食べられている料理で、豚のレバー、ラード、穀物、豚の血などを腸詰めにしたソーセージの 一種です。そう、ブラックプディングの黒は、血の色から来ている!ブラッドソーセージの類いはヨーロッパ諸国にあります。太古の時代から動物は貴重品。屠 殺した一頭の隅から隅まで無駄なく衣服や食物にする伝統があるのです。

さて、能書きはさておいて、肝心のお味の方です。ちょっと甘みとコクがあるレバーのような感じでしょうか。臭みはレバーよりありません。焼き加減は外カリカリ、中しっとり。マッシュルームによくあいます。そして、お店のお兄さんのおすすめのビールとの取り合わせは最高!ただ、パンケーキがちっちゃすぎるのが残念でした。お店のお兄さんにパンを持ってきてもらいました。

クマ夫が注文したのは、レンズ豆の煮込み、フムス(ひよこ豆のディップ)、赤唐辛子のジャム、フェタチーズ、ローストしたカシューナッツ、ピタブレッドというヘルシーな組み合わせ。カフェ・ランチっぽいメニューですね。

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味見させてもらいました。こちらもおいしい!生野菜に元気がないのは天気が悪いから仕方ないですね。

私が注文した料理はあまり量はありませんでしたが、ヘビーなのでお腹いっぱいになりました。食後にコーヒーを飲んで大満足でお店を出ました。googleの口コミでもハイスコアをたたきだしている人気店。地元の常連も多いようです。グラスゴーを訪れる機会が再びあったら、ぜひまた食べにいきたいお店です。

[追記]このお店には、ブラッド・プディング以上にスコットランドらしいハギス(Haggis)もメニューにあります。ハギスとは羊の内蔵(心臓、肝臓、肺)のミンチ、オート麦、たまねぎ、ハーブを刻み、牛脂とともに羊の胃袋につめて茹でるか蒸すかして調理されたプディングの一種です。説明を読んだだけでハードコアですね。スコットランドを訪れる機会があったら、興味がある方はお試しあれ!

グラスゴー市内ぶらぶら

まずはグラスゴー中央駅からブキャナン通りへ向かいました。市内の通りは碁盤の目になっているので、道がわかりやすいです。

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この通りには、有名なプリンセス・スクエア・ショッピング・センターがあります。別に買い物する予定はありませんでしたが、ガイドブックによると建物がユニークらしい。孔雀が目印です。

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正面玄関。意外に小さい。

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小さい入り口で油断させておいて...

中に入ると高い天井のレトロなスペースがうわっと現れる!効果的な演出です。

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疲れていたし、散財する財布の余裕もなかったので、ホールだけ見学して、外へ出ました。

そぞろ歩きを続けます。

グラスゴー美術博物館前。中に入る時間も元気もないので、前を通るだけ。

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冷たい雨が降り続けます。8月上旬のお天気とは思えません。道行き人もみんな秋物のジャケットやウィンドブレーカーを着込んでいました。

商人市(Merchant City)の入り口です。グラスゴーの街の中心には東西の方向にクライド川が流れています。この川に作られた港が18世紀にイギリスのタバコ貿易の中心になりました。それを皮切りに、繊維、化学製品、工業製品、鉄鋼などの生産輸出も盛んになり、産業貿易都市として急成長、街に多くの富をもたらしました。タバコ商人をはじめとする裕福な商人は街の東側に移り住み、その区域が後にMerchant Cityと呼ばれるようになりました。

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Merchant City入り口
イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
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