motocchioの食いしん坊日記

ローマの旅2013冬:猫達が住まう古代遺跡

滞在3日目の夜、旧市街中心を歩いていたら立派な古代遺跡跡に遭遇。立ち止まって眺めていると...

ね、ねこ?!
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ここにも!
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あそこにも!
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ねこはどこにいるでしょうか〜

クマ夫が手持ちのガイドをチェックしたら、ここはトッレ・アルジェンティーナ広場(Largo di Torre Argentina)という古代ローマの遺跡。何と、あのユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が暗殺されたと言われている場所。現在は常時およそ250匹もの野良猫が保護されているんだとか。野良猫たちの面倒を見て、養子縁組の世話をしている野良猫センターもあります(詳しい情報は地球の歩き方のこちらのページに掲載されてます)

この遺跡は1930年代に発掘が始まったのですが、その時はすでに野良猫たちの住処だったのだとか。いい場所、選んだねえ。それにしても、野良猫たちの住まいがカエサルが暗殺された古代遺跡とは!その事実に驚嘆すると同時に、野良猫センターの活動にも感心。

野良猫センターのHPはこちら。活動支援の為の寄付も受け付けてます。

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イタリアは上院下院の総選挙が終わってからもうすぐ一週間になろうというのに、まだ新政権発足のめどがたってません。先日ローマ法王も正式に退位。「イタリアは政府も法王もいないアナーキーな状態!」と嘆く声も。3月中旬までに何とかすることになっているらしいです。何とかなるのか。

ローマの旅2013冬:サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会

ベルニーニの小象が背負ってるオベリスクのあるミネルヴァ広場にはサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会(Basilica di Santa Maria sopra Minerva)があります。着工1280年、完成1370年。

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小象の後ろの教会だよ

この教会はの名前の由来。エジプトの女神イシス神殿の木曾の上(sopraは「上」の意)に建てられました。しかし、この神殿は間違ってミネルヴァの神殿だとされたため、現在のような名称になったんだとか。(以上Wikipediaより)イタリア人、昔から超適当 ^^;

市内唯一のゴシック様式の内装の教会と言われてます。元々は他の様式だったけれど19世紀にゴシック様式で修復されたのだそうで。ふむふむ。

中には、高名な中世の画家フラ・アンジェリコの墓があります。イタリア美術に疎い私も好きな画家です。この教会に入った時点で足が痛くて痛くて、教会の中を歩き回る気力がすっかり失せていたので探しもしませんでした。ゴメンね、フラ・アンジェリコ。立派な教会内部の全体写真も撮らず。これじゃ様子がさっぱりわかりませんね。でもミケランジェロ作「あがないの主キリスト」(Cristo Portacroce)はしっかりチェック。
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キリスト、いい男だわ〜。今までの人生で見た中で最もセクシーなキリスト像。このままD&Gやヴェルサーチの広告として通用する。

別の人が作ったキリスト像。色気はないし、ポーズもどことなくぎこちない。ミケランジェロのキリスト様は今にも動き出しそう。ミケランジェロといいカラバッジオといい、後世に大きく名を残した人の作品はさすがの説得力。
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それから、立派なオルガン。天井や壁を飾るフレスコ画との取り合わせがいいですねえ。でも、長くて大きいパイプがないから、バッハのトッカータとフーガを演奏してもあんまり迫力は出ないかもしれない。
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一番私の心にひびいたスポットがこちら。1485年アントニア・ロマッツォーノ作「受胎告知」。
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こういう絵はこういう場所に飾ってこそ輝く。

カトリック教会は、音楽、建築、絵画、彫刻、ファッションの全てにおいてヨーロッパの芸術シーンを牽引してきましたね。正に芸術の総合総社。芸術家にとっては最も大切なパトロン。由緒ある教会のフレスコが描かれた高い天井を見上げ、オルガンの音色や聖歌隊の歌声に耳をかたむけ、礼拝堂に飾られた美しい宗教画を目にすると、不信心な私の心にも何か訴えるものがあります。ヨーロッパに限らず、世界を見渡してみると、多くの国の歴史的な遺産は宗教にまつわるものが多いですよね。神を信じる行為は時に争いなどの負の結果をもたらすこともあるけれど、人間の精神を高める力になってきたことも確か。宗教の違いが諍いの種になるのは今も昔も変わりませんが、信じる宗教の違いを越えて共存できる世界になってほしいものです。

ローマの旅2013冬:ベルニーニの子象の像

ありとあらゆる歴史のある建物、噴水、像があふれ、街全体がひとつの美術館の様相を成しているローマです。さすが後世にまで残っているものはどれも立派なのですが、その中でも私が特に愛着を感じたのがこちら。

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ベルニーニ作の小象の像。場所はパンテオン近くのミネルヴァ広場。1667年からオベリスク(紀元前6世紀に作られたもの)を背負って立ってます。

象はカトリックでは知性と慈悲を表し、カトリックに限らずキリスト教においてはポジティブなイメージがある動物なんだとか。古代ローマの時代には、カルタゴの名将ハンニバルが北アフリカから象軍団を引きつれてローマに攻め入り、ローマ人を恐怖のどん底に陥れたという過去がありますよね。当時の象のイメージは限りなくネガティブだったはずが、それも長い年月とともに風化し、ポジティブなものに置き換えられたということでしょうか。

ちなみに、象は私も子どもの頃から大好きな動物です。象にちなんだ音楽も楽しいですよね。これとか。


これとか。


久しぶりに聞きました。何だかなつかしいなー。

小象にオベリスクを背負わせることにしたローマの街が好きです。

ローマの旅2013冬:ナヴォーナ広場とベファーナ

街の中心を観光する際に、何度か通ったのがナヴォーナ広場。街で一番うつくしい広場とされています。

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この広場の中心にもオベリスクが。しかし、他の広場とは違って台座部分は...
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バロック彫刻の傑作といわれるベルニーニ作の「四大河の噴水」!

広場にはいろいろな屋台が立ち並び、子ども連れの家族でいっぱい。年末から1月6日まで開かれるベファーナの市で、ローマの年末年始の風物詩。

ベファーナ(Befana)はローマ独特の呼び名で、正式にはエピファニア(公現祭)と呼ばれるカトリックの祝日です。キリストの生誕を知った東方の3博士が贈り物を持参したという聖書の話から、子どもたちへプレゼントを贈る日になりました。クリスマスにはそりに乗ったサンタクロースがプレゼントを持ってきますが、ベファーナには箒にのった空飛ぶ魔法使いのおばあさんがプレゼントを持ってきます。よい子にはお菓子、悪い子には炭の固まりを渡すんだとか。

ベファーナのプレゼントばあさんはこんな人

ローマでは今でもクリスマスよりも大切な日らしく、親しいローマっ子の女の子の話によると1月6日当日のナヴォーナ広場は最もローマらしい雰囲気に包まれるんだとか。そうと知っていたら6日も滞在したのに、5日に山奥に帰ってしまった私たち。残念!
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大道芸人の稼ぎ時でもあります

ナヴォーナ広場は、前回と前々回訪れた時は、観光客目当てにみやげものを売るアフリカ移民で一杯で、何とも物悲しい気持ちになったのですが、今回すっかり印象が変わりました。ナヴォーナ広場に行くなら年末年始の1月6日までがオススメ。

ところで、レスピーギの交響詩ローマ3部作の一つ『ローマの祭り』のフィナーレの題は、ズバリ、La Befana。今まで何も知らずに聞いてたけど、そうか、この祭りのことだったのかとわかって、何だかうれしかった。改めて聞いてみると、ローマ独特の陽気さ、混沌、ファンタジーがよく表現されているように思います。

ローマの旅2013冬:Sant'Eustachio

滞在3日めの午後、カフェ・デッラ・パーチェで休憩して、チンクエ・ルーネでお菓子をつまんだ後、イタリア1おいしいコーヒーを出すという呼び声の高いカフェ・サンテウスタキオ(Sant'Eustachio il Caffè)にコーヒーを飲みに向かいました。これまたパンテオンの近くのサンテウスタキオ広場の一角にあります。

一日中、人が出入りしてにぎわってるのですぐわかります。
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お店の入り口には、数ある食通ガイド、カフェガイド、雑誌新聞で紹介された証のステッカーや記事のコピーが所狭しと貼られております。
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中は物凄い人です。座る席はなくカウンターで立ち飲みするシステム。イタリアのカフェの古典です。中に入って右手にあるレジで前払いしてから、レシートをカウンターに持っていって注文します。いろいろなコーヒーがありますが、迷わず名物のグラン・カッフェ・スペチャーレ(gran caffè speciale)を注文しましょう。
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物凄い人なので、カウンターにたどり着くにも並びます

これが噂のグラン・カッフェ!砂糖入り。エスプレッソがホイップされててクリーミー。ミルクは... 入ってなかったと思います。
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これは飲むデザート。香り高くコクのあるエスプレッソと砂糖の甘みのハーモニー。文句なしにおいしい。

カウンターで隣だったローマっこのおじさんが「このコーヒーは世界1おいしいんだよ!」と連れの人に語っておりました。こうやって地元の人が誇りに思うことが出来るお店があるというのはいいもんですね。

お店でローストされてるコーヒーは購入することができます。他にもいろいろなグッズあり。
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San'Eustachio
Piazza di Sant'Eustachio 82

homepage

教会巡りの一日になるはずだったけど、いつの間にやらカフェ巡り ^^;  性懲りもなくまだ続きます!
イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
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