motocchioの食いしん坊日記

リグリアの夏:arrivederci

日常の雑事から解放され海辺でのんびりすごした一週間。この夏で最もリラックスできた時間でした。
夏の海よ、さよなら!
そして、また会う日まで(arrivederci)!
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リグリアの夏:朝ごはん

朝ごはんは、家でも外でも、たいがいカフェ・アメリカーノ(エスプレッソに熱湯をそそいだもの)。お砂糖抜きで、冷たいミルクをちょっと入れて飲みます。

市内を散歩している時に新装オープンのベーカリー発見。女性2人だけで切り盛りしているDue Oche(2匹のガチョウ)というお店。フランス風でなかなかしゃれてます(ああ、お店の写真がない!)。店内はとってもいい匂いがします。発見の翌朝、マラソン選手クマ夫が焼きたてのペーストリーを買いに走った。

こんがり焼けてておいしそう!
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クマ夫はカスタードクリームと干しぶどうのペーストリー

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私はチョコ入り

おいしかった♪

滞在最後の朝は、海辺にたくさん立ち並んでるバーニョ(海の家)の中でもちょっとこぎれいな所で、海を見ながら朝ごはんを食べました。
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おいしいコーヒー、焼きたてのクロワッサン(イタリア語ではコルネット)

リグリアの夏:レッコのフォカッチャ

数日お休みしたリグリアの夏報告、再開します。

リグリアはフォカッチャが有名であることには既にふれましたが、中でも私が大好きなのがレッコのフォカッチャ(focaccia di Recco)!リグリア州のレッコ(Recco)という街の名物です。うす〜い生地の間にフレッシュチーズがはさんであるフォカッチャです。詳しくは、こちらのブログサイトをご覧になってくださいね(作り方動画あり!)

サヴォーナには、本場のレシピで作っているレッコのフォカッツァがスペシャルのお店があります。もちろん食べに行ってきました。

1枚で3度おいしいバージョンを注文。1枚で、プレーンのレッコのフォカッチャ、プロシュートをトッピングしたもの、トマトソースとアンチョビーを載せたものが楽しめるようになってます。
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さすが本場のレシピを使ってるだけのことはあって、今まで食べたどのレッコのフォカッチャよりも生地がうす〜く中のチーズがとろ〜りでした!絶品であります。どの味もおいしかったですが、やはり定番のプレーンが一番よかったです。このお店はビールの品揃えがいいので、ビールを頼みましたが、レッコのフォカッチャには冷たい白ワインがぴったりだと思います。

レッコのフォカッチャ(focaccia di recco)は、リグリアのパン屋やフォカッチャ専門店でもよく見かけます。生地は厚めで、中にハムがはさんであることが多いです。これはこれなりのとてもおいしい。リグリアにお越しの際は、ぜひお試しあれ。

リグリアの夏:ジェノヴァぶらぶら歩き

リグリア滞在の3日めは、夕方列車に乗って、友だちのルカに会いにジェノヴァに行ってきました。

ジェノヴァといえば... コロンブス、パガニーニ、ペスト・ジェノヴェーゼ、母をたずねて三千里... それから、ジェノヴァ共和国。中世からルネサンス時代にかけては、ヴェネチア共和国のライバルの海運大国として西地中海をしきってブイブイ言わせてました。現在は、イタリア最大の貿易港および屈指の産業地として栄えてます。

今回ジェノヴァへ行くのは3回め。あちこちに往年の栄光の歴史の跡が見られるのですが、娼婦が昼間から客引きやってるような危なそうな薄暗い路地裏もけっこうあり、清濁混合の印象が強い街です。

改装工事中で訳がわからないことになっているジェノヴァ・プリンチペ駅の中央出口でルカと待ち合わせしてから、早速、歩いて街の中心へ。駅の真ん前の通りをまっすぐ行くと、左手にジェノヴァ大学法学部の建物があります。これが、やたら立派。
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正面玄関入ると、大階段が
両側に一頭ずつ獅子がひかえております


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階段をのぼると...

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建物中央の回廊を見上げることができるようになってます

こういう見るからに由緒ありそうな建物が大学のキャンパス。腐ってもタイ、腐ってもイタリア。さすが過去の栄光で半分食べてる国だけのことはありますね。

基本的な観光は前に訪れた時にすませているので、気の向くままにぶらぶら街を歩くことになりました。男性陣2人が本屋に行ってる間、わたしはカメラ片手にうろうろ。すばらしい音楽を奏でるジプシーのアコーディオン弾きのおばさんに出会いました。
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シャンソン風の洗練されたメロディー
思わず聞き惚れる


その後、わたしとルカはジェラート!
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ハワイ在住の彼
普段おいしいジェラートが食べられないので、
里帰り中は一日2回ジェラートを食べて、食べだめしてるんだとか ^_^;

ジェラートを食べたから港の方向へ。途中、非常にジェノバらしい暗く狭い路地をいくつも通って行きます。幅は2メートルたらず、建物が両側に高くそそりたっており、街の中心にはこういう路地が迷路のようにはりめぐらされています。こういう街作りになっているのは歴史的理由があります。ジェノヴァは元々有力者同士の争いが耐えなかった土地柄で、自らの縄張りに人が入って来た場合に迷ってしまうようにわざとややこしい作りにしたのだとか。このジェノヴァ独特の路地はcarugi(カルージ)と呼ばれています。
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山の手系カルージ
お姉さんが歩いてる通りのもう一つ向こう側の通りでは
客を引いてるお姉さん方が商売暇なのでおしゃべりしておりました

光と影、陰と陽が隣り合わせな街です

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下町系カルージその1

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下町系カルージその2
もっと道幅が広くて立派なパラッツォ(お屋敷)が並んでる通りもちゃんとあるんですけど
地元の人の暮らしがぜんぜん見えてこなくてつまんないので、
裏通りの写真しか撮ってませんでした ^_^;


街歩きをしてたら、ルカの友だちに偶然遭遇!
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「おお〜、ひさしぶり〜!!!」
「ホントひさしぶり〜!」
(省略)
「近々会って飲もうぜ!」
「飲もう、飲もう!」
てな万国共通なノリの会話が極めて陽気に展開されておりました

港の近くで、別の友だちにも遭遇!
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「おお〜、ひさしぶり〜!!!」
「ホントひさしぶり〜!」
(省略)
「近々会って飲みましょうよ!」
「飲もう、飲もう!」
ルカ、里帰り中は飲み会でいそがしいねー

このこじんまりとした教会は、この街を訪れるたびに気になっておりました。
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16世紀に作られたサン・ピエトロ・イン・バンキ教会
何故かいつ前を通っても閉まっている

ヤシの木が見えてきたら港はすぐそこ。
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実はロングビーチです
といっても通用しそうなほど南カリフォルニアに似ています

そろそろお腹がすいてきたところで、ルカが港の近くのお店に連れて行ってくれました。例によって狭くて暗い路地を入って、右に曲がったり左に曲がったり。
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このサインが見えたところで左に曲がると...
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教会があるちっちゃな広場に出ます。この広場に外のテーブルを出しているLa Mandragola San Di Uccella Aruturo & C.が本日のお店。
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左が教会
広場がちいさすぎて、広角が今イチな私のカメラではおさめきれない!


とってもイタリアらしい素敵なロケーションです。地元の人に大人気のようで、外のテーブルはすでに予約で一杯。でも、お店の人が上の写真左奥のスペースにお店の中からテーブルを運び出してセッティングしてくれました。
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私たちの他にも予約なしで外に座りたいお客さんが何組かやってきて
その度にお店の中からテーブルが運び出されたのでした ^_^;


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夏の夕べは外が人気ですが、お店の中もとってもいい雰囲気でした

ジェノバでしか食べられない物が試してみたいと言ったら、ルカが3品すすめてくれました。まずはPanisette(パニセッテ)という揚げ物。
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ひよこ豆の粉、水、塩を練ったものを固めて切ったものを素揚げにしたもの
外はカリッ、中はしっとり〜
すごくおいしいです!

それから、Cuculli(ククッリ)という揚げ物。
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これは、なぜか、たこ焼きに味がそっくり!
小麦を水でといたタネに細ネギのみじん切りが入ってます
南イタリアにもよく似た前菜がありますが、そちらは豪華にアサリやムール貝が入ります


もう一品は魚団子を焼いた物にprescinseua(プレシンセウア)というジェノヴァ特産の柔らくてすっぱいチーズのソースをかけたもの。
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このソースはヨーグルトのような味がします

どれも冷たい辛口の白ワインの肴(アテ)にぴったり!

メインは、私とクマ夫がジェノヴァ風ブイヤーベース。バジルのペストが入っているのがポイント。genova14
ちょっと味がふぬけていたのが惜しかった

ルカは、カジキマグロのフライにラディッキョを添えて、バルサミコソースをかけたもの。
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料理はジェノヴァにしてはまあまあといったところでしたが、ロケーションは最高!このお店の外テーブルに座ったら、とってもイタリアらしい夏の夕べがすごせること間違いなし。

シメは、このお店のオリジナルのフレッシュ・バジルとライムのソルベット。一瞬ウゲッと来そうな組み合わせですが、これが素晴らしくおいしいかったのです!クマ夫と2人で感動。バジルがミントみたいな味わい。これを考えついた人、ただものじゃないよ。
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お腹がいっぱいになったところで、腹ごなしに駅まで歩いて行きました。再び狭くて暗い路地裏を歩いて行きます。
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夜の女子の一人歩きには決しておすすめできません

街のドゥオーモ(主教会)のサン・ロレンツォの前。
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縞模様の教会がある街は、たいてい過去にぶいぶい言わせてたと思われる
ジェノヴァしかり、シエナしかり、フィレンツェしかり
素人が考えても、2色の石を組みあせるのは手間も経費も余分にかかるもんね


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それから、オペラで有名なカルロ・フェリーチェ劇場前の噴水広場。
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ここら辺りはジェノヴァの歴史地区でも最もハイソなエリア
噴水の手前側には、ジェノヴァ共和国のドージェ(元首)の邸宅だったドゥカーレ宮殿がある


ここから10分ほどでジェノヴァ・プリンチペ駅に到着。クリストファー・コロンボの白い銅像が目印です。
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また会う日まで

リグリアの夏:うちごはん

サヴォーナでは、ホテルではなく小さなアパートに滞在しました。クマ夫の家族が所有している家なのでタダ!ありがたいことです。キッチンが付いているので、簡単な物を作って食べられるのが助かりました。今日は、滞在中に作ったランチをご紹介したいと思います。

<ランチその1>
リグリア名物といえば、ペスト・ジェノヴェーゼ、それから、日本でもおなじみの平たく大きなパン、フォカッチャです。フォカッチャは、プレーンなタイプの他に、玉ねぎの薄切りをトッピングしたものが一般的です。パン屋にいくと、たいがい、平たく大きなピッツァも何種類か置いてあります。いずれもお店の人が好きな大きさに切ってくれます。わたしが大好きなのは、トマトソースをたっぷりぬって、黒くて小さなオリーブをトッピングしただけのシンプルなピッツァです(モッツァレラをすこしだけのせるお店もあり)。冷めてもしっとりしていておいしい。これは人気アイテムで、どこのパン屋でもあっという間に売り切れてしまいます。

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プレーンなフォカッチャ
左端に、私の好きなピッツァが一切れだけ残っているのが見えます

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ピッツァ3種

この日のランチは、オーブンで温め直したフォカッチャとトマトソースのピッツァに、トマトとルッコラとバジルのサラダ。EVオリーブオイルはリグリア産のものを使いました。材料がいいので、サラダがめちゃくちゃおいしい!
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<ランチその2>
この日は、朝スーパーに行ったら、めちゃくちゃ新しい花付きズッキーニを見かけました。こらえきれず3本ゲット。前の日に買っておいた完熟トマト、にんにくといっしょに一品作りました。
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新しいズッキーニは、まだ表面に産毛がある
これも産毛だらけで、輪切りにする時に手が痛かった


最初ににんにくをオリーブオイルで熱して、いい香りがしてきたら、ズッキーニの実の輪切りを数分ソテーし、花を切った物とザク切りトマトを加えたら数分煮込み、最後に味を整えてできあがり。お好みで鷹の爪をいれてもおいしい。パスタソースにしてもよいです(ただし、その場合は、ズッキーニはもっと薄く切り、ソースがとろりとするまで煮込むべし)。
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昨日と同じサラダ、スーパーで買ったスモーク・リコッタ、鯖のオイル漬け、パンといっしょにいただきました。
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パンにあう

<ランチその3>
サヴォーナの街を歩いていて気になっていたのが、なが〜いズッキーニ。
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アパートの近所の八百屋さんにもあったので、店主のピエトロじいさんにどういう野菜なのか聞いてみたら、普通のズッキーニよりも味わいがやわらかで、口あたりもいいんだとか。簡単な食べ方も教えてくれました。2本買いました。家に帰ったら、どちらも折れてたのが無念!
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長さ40センチぐらい

ピエトロじいさんおすすめのレシピは、シンプルそのもの。幅5ミリぐらいの輪切りにして、にんにくとEVオリーブオイルでやさしくソテーするだけ。最後に塩こしょうで味付けして、パセリのみじん切りを散らしてできあがり〜。
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ピエトロじいさんの言う通り、普通のズッキーニより上品な味!
食感はズッキーニとアスパラガスを足して2で割ったような感じ
オーブン焼きもおすすめらしい


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水牛のモッツァレラ、毎日食べてるサラダ、スモーク・リコッタの残りものといっしょに

地中海な食卓、おいしかったで〜す。
やっぱりうちごはんは、その土地の食材を使って作るのが一番!

と書きながら、イタリアで和食作り続けることに一抹の限界を感じたりもする... 和食も日本だと自然に簡単に作れるのに、同じことをイタリアでやるのは無理も限界も苦労もある。しばらく和食食べてないなあ...
イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
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