中部に位置する古都ホイアン滞在の夜、カメラ片手にひとり街をうろついていたら、いつの間にか夕飯の時間。そう気付くと、猛烈にお腹が空いてきました。そのとき通りがかったのが、夫婦でやっているコム・ガー(ベトナム風チキンライス)の屋台。お客さんが食べているのを見たらとってもおいしそう。けっこう繁盛してるし。「渡りに船!」ということで、試してみることにしました。
コム・ガー(小)とベトナムビールBIA SAIGONを注文。ビールがすぐ出てきました。暑くてすぐぬるくなるので、ベトナムではよくビールに氷の固まりをいれて飲みます。この界隈には屋台やレストランや土産物屋がぎっしり立ち並び、夜になってもにぎわっています。行き交うひとびと、自転車や原付きで通り過ぎるひとびと、カフェで和気あいあいとすごすひとびと、ひとりぼっちでごはんを食べているひとびと、夜になっても汗水流して働いているお店のひとびと... いろんなひとがいるなあ。そんな周りの様子をぼんやり眺めながら、涼しい川風を感じ、冷たいビールを飲みながら料理が出て来るのを待つのは、なかなかいいものでした。
そうこうしているうちにコム・ガー登場。鶏は、シンガポールのものと違って、あらかじめ裂いてあります。お店のおじさんがライムと唐辛子ののったお皿も持って来てくれました。酸っぱいもん好きなわたしは、ライムを鶏にたーっぷりしぼりました。ついでにピリ辛ソースもかけました。
香り高いハーブをあわせたサラダも添えられていました
シンガポールに引き続き、ここの鶏も新鮮でジューシーです!東南アジアは、鶏がおいしいなあ。屋台だからごはんが熱々という訳にはいきませんでしたが、固くなくしっとりしてます。絞ったライム、ハーブサラダ、室温ごはんのせいか、チキンをトッピングしたライスサラダといった感じも。見るからに実直で働き者なお店のおじさんとおばさんに心の中で感謝しつつ、一口一口おいしくいただきました。
ごはんが入った大きなお釜が何だかなつかしかったー