motocchioの食いしん坊日記

写真が表紙になりました

ミシガン大学が出版している文芸批評誌Michigan Quarterly Reviewの最新号に、何と、私の撮った写真が表紙に使われています。長年にわたって写真を撮っていますが、表紙になったのは初めて。さすがにうれしかった

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ボローニャで思い切って声をかけて写真を撮らせてもらったバールで働くおじさん
「撮らせてもらってもいいですか」と聞いたら、面倒くさそうにうなずき、
私など存在しないかのように、物憂げに煙草を吸い続けていた


Michigan Quarterly ReviewのHPでは、私の作品がオンライン・ギャラリーで紹介されています。よかったら、こちらものぞいてみてくださいね:Click

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ライカM8をさわり煩悩がひとつ減る

主にフィルムで写真を撮っていたころ、あこがれのカメラはずうっとライカでした。そして、6年前にデジカメに切り替えてからのあこがれのカメラもやっぱりライカ。20年以上片思い ライカは庶民にとって高嶺(高値)の花。カメラ屋でも特別あつかいで、気軽にさわったりなんかできないようになっております。手が届かない存在だからこそ、憧れも募るという訳です。

しかし、チャンスはいつでも薮から棒にやってくる!先日ひさしぶりに会った友だちエミリアーノ(通称エミ)が最近中古でゲットしたというM8を使わせてくれたのです!

感想:とにかく使いにくいっ!まず重い。ボディは金属をふんだんに使って頑丈に作られていると思われます。ファインダーが見にくい。ピントがあわせにくい。ユーザーインターフェースが使いにくい。『XXにくい』のオンパレードです。バンバン気軽に撮るというよりも、フィルムカメラの感覚で1枚1枚じっくり撮るために作られたカメラのような気がします。便利さ使いやすさ迅速さを追求した日本のデジカメとは正反対のゲルマンなライカ哲学。一筋縄ではいきません。

Brian_CiMec1
ライカM8で撮った記念すべき1枚!

エミはフィルム仕様のライカM3も持っていて、こちらも気前よく使わせてくれました。こちらも使いにくい… ブレッソン、キャパなど、ライカの使い手として知られる数々の名写真家は、どうやってこんなカメラで数々の決定的瞬間を切り取ったのでしょうか。

isera_01
エミと愛器ライカM3
ちなみに、エミの名字はゲバラ。
何と、あのチェ・ゲバラと親戚関係にあるのです!
でも、革命家じゃなくて学者です
ちなみにこの写真はオリンパスのデジカメEP2で撮影しました

今回真剣にほしいと思っていたデジカメLeica M8にさわってみてわかりました。気軽にばんばん撮りたい自分には向いてない!コストを気にせずばんばん撮れるからデジカメ使ってるんです。1枚撮るのにあんなに時間がかかるなんて耐えられない。わたしは速く使いやすく品質も高い日本のデジカメでやっていきます。日本のカメラを買って、ささやかながら日本経済に貢献します。という訳で、煩悩がひとつ減りました。めでたし、めでたし

しかし、こんな私も時にはフィルムカメラで1枚1枚心を込めてシャッターを切ります。Nikon F3, ポラロイドSX70, HOLGA, 友だちから借りてるローライフレックス… 実はフィルムカメラもけっこうたくさん持ってるんです。質より量のデジカメをメインに使ってますが、量より質のアナログもやっぱり大好きです。フィルム仕様のライカ、やっぱりいつかほしいなあ。こちらの方の煩悩は夢として心の片隅にとっておくことにします
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最初の一歩(になるといいな)

チャンスはやぶから棒にやってくるpart2!

わたしが住んでる街にある器のお店のプロモ用の写真撮影の仕事をしました。今まで、写真の使用料をもらったことは何度かありましたが、ちゃんとした契約撮影の仕事は今回がはじめてです。大好きなお店なので、「お役に立ちます!」と、いつも以上に気合いが入りました。

今朝、仕上げた写真を持っていきました。店主の女性もスタッフもすごく気に入ってくれて、ほっと一安心! 「近い将来、もっと写真が必要なので、その時はまたお願いします」と言ってもらえたのもうれしかったです。

報酬は、現金プラスお店の器。ドイツ人陶芸家Hans Fischerの大ぶりの器、それから、かわいらしい葉っぱの絵が入った小さな器を選びました。

ton_haus_leaves
葉っぱの絵入りのお皿、実際はもうちょっと濃いめの色です

大ぶりの器は、サラダボウルにぴったりです。早速グリーク(ギリシャ風)サラダを作って盛りつけてみました。

greek_salad
器の模様と黒オリーブがシンクロしてておもしろい

今まで写真をやってきて、今日がいちばんうれしい日かもしれません!好きな写真で、人によろこんでもらえて、しかもお財布もちょっと膨らむ。写真を続けてきてよかったなあと思えた日でした。
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ドゥカーレ宮殿

8月の末、友だちカップルと再会するためにヴェニスに行ってきました。何度訪れても、息をのむほどうつくしい水の都です。

今回は、はじめてドゥカーレ宮殿に行ってきました。
何百年にわたって、小国ながらも、ヨーロッパの政治経済文化の中枢を担ったヴェネツィア共和国の権力の中枢。塩野七生の著作にはまりはじめて以来、すっかりヴェネツィア共和国ファンになった私は、宮殿の各所で感嘆しきり。

唯一の後悔は、レパントの海戦の大絵巻を見過ごしてしまったこと。
今度行った時の楽しみにとっておこう...

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このテラスから、歴代ドージェ(元首)もうつくしい湾をながめたんだね
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ウィーンにいます

クマ夫が5月末から3ヶ月ウィーンに研究留学しています。大学の仕事が一区切りついた6月末から私も滞在しています。

ウィーンは数年前に8ヶ月間住んだことがある想い出の街です。あの頃は「この街の人は冷たくて人情がない...」と否定的な印象を持っていましたが、今回はそんな気はまったくしません。ヨーロッパ慣れした?!

毎日大好きな路面電車にのって、移り行く街並をぼーっとながめて悦に入っています(ただこの路面電車、暑い日にのると冷房は効いてないし窓もほとんど開かないので地獄です)。

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ウィーン大学最寄りのショッテントーア駅構内にて
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イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
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