motocchioの食いしん坊日記
花瓶買いました
2005年03月20日
イタリアよもやも話し
すっかり春たけなわです。仕事の帰り道に、ふと花が欲しくなって、なじみの花屋によってみました。おじさんのおすすめはカラー。白と緑色のくみあわせがすがすがしいのがうれしくなり、買い求めることにしましたが、たけのある花をいけることが出来る花瓶を持ってないことにふと気づきました。良い機会なので、ついでに花瓶も買いました。シンプルなデザインとちょっと変わった形が気に入っています。
Posted by
Comment(5)
22:50
|
Edit
靴修理屋のじいさん3
2005年03月11日
イタリアよもやも話し
<これまでのお話>
近所にある靴修理屋にブーツを持って行ったら、店主のじいさんがタダで直してくれた。そのかわりに日本製のサクラ繰り出しペン状靴墨を手に入れてほしいと頼んで来た。とまどいながらも引き受けた私。つい口からでまかせで「妹に頼むことにしたから」と言ってしまう。はたして、じいさんは靴墨を手に入れることが出来るのか。(くわしくは
第1話
、
第2話
を読んでください)。
妹にペン状靴墨を探しだす使命をたくしたものの、子育て引っ越しで手一杯の彼女には荷が重すぎたようだ。というのはあくまでも表向きの言い訳で、今ひとつやる気がないというのが真相か。私も右に同じなので人のことは言えない。
だが、妹は妹なりにちゃんと使命をはたしていた。ある日、さりげなく事のいきさつを話に出すと、すぐ人助けに燃えるタチの母の目がキラッと光り、「わたしが探してみてもええで」と自ら仕事を買って出たというのだ。母は必殺仕事人である。彼女の手にかかれば全てがミッション・ポシブルになる。本腰を入れて探すためには、もっと正確な製品名を知りたいのこと。出来るならば写真も送ってほしいらしい。やる気まんまんである。
問題は、製品名と写真を送るという命をうけた私のやる気が今ひとつであるということ。なんだかんだしてるうちに、あっという間に1ヶ月あまりたってしまった。だが、わたしの重い腰をあげるきっかけになる出来事があった。今週いきなり春がきたんである。長く厳しく寒い冬へと終わりを告げ、世は浮かれポンチ一色。こんな時は、人間、酔狂なことがしたくなるものだ。だから、唐突に今朝靴修理屋によってみることにした。
母が探すことになったので写真を撮らせてほしいと頼むと、じいさんはただちに奥の仕事場から例のブツを出して来た。ただ単に油を売りに来ているだけらしい近所のおっさんが興味津々で見ている。そりゃ、普通の人は「使い古したペンを写真に撮るなんて何事だ」と思うだろ。私が撮影している間、じいさんが懸命に製品の説明をしている。撮影終了。
年季がはいってる。
つぎは表面に印刷されている情報をメモする。
サクラソリッドマーカー(何にでもかけるラッカータイプ)
改めてつぶさに検分すると、どうやら靴だけじゃなくて、いろんなものの傷かくしに使うことができる製品のようだ。確認してみてよかった。
以上、現地より特派員報告でした。ゆったん、e-メールの添付で写真のファイル送るから、プリントして母にわたしてください。頼んだよ。
Posted by
Comment(3)
07:34
|
Edit
面妖な赤玉
2005年03月04日
イタリアよもやも話し
写真の赤玉はpesche(桃)という名前のイタリアのお菓子です。色付きスポンジケーキのジャムサンドボールといった風体。うちのクマ夫は好きらしいけど、私は一度試しただけでもう結構。大小いろいろあり。写真のは特大!
そして、ミニ・サイズ!
Posted by
Comment(2)
01:17
|
Edit
白い地獄
2005年02月26日
イタリアよもやも話し
今週20センチほど雪がつもりました。日本海側出身の私にとっては別にどうってことない積雪量だけど、私が今住んでいる地方では天変地異にもひとしいらしい。道を歩いていたら、すれちがいざまに見知らぬおばさんが「とんだ天災だわよね!」と一言。そして、その日の新聞の一面には『白い地獄』(inferno bianco) というタイトルが!それでは写真で地獄の様子をお伝えします。
2005年2月我が家の裏の様子
鳥取を思い出してなつかしかった。
Posted by
Comment(2)
06:34
|
Edit
あやしいコピ-屋2
2005年02月14日
イタリアよもやも話し
オジサンのことば通り、押収された本は数日たって警察から戻ってきた。コピー屋は営業停止になることもなく、立派に商売を続けていた。なかなか繁盛しているようで、去年の暮れ、広さが何倍もあるこぎれいな新しい店鋪に引っ越した(ただ一つ難を言えば中が薄暗く蛍光灯がわびしい)。マルコのオフィスがある建物のすぐ隣である(「ますます便利になった」と同僚といっしょに喜んでいた)。コピー用紙の包みや本のタワーの群れは姿を消した。文房具コーナーも拡張されて、前よりも文房具屋度もアップした。
やっとまっとうなコピー屋の仲間入りができました。めでたし、めでたし。と思っていた矢先、先日オジサンの衝撃の過去が明らかになった。マルコが聞き付けてきた話しによると、このコピー屋のオジサン、もともとは町の中心広場の近くにある宝くじスタンドの店主だったのだそうだ。イタリアでは宝くじ(Lotto/ロット)が大変盛んで、つい最近も3年間出ていなかった
当選番号「53」
をめぐる狂乱ぶりが日本でも話題になった。このオジサンも宝くじに入れこみすぎて借金地獄に陥り、奥さんに離縁され、宝くじスタンドを失い、借金を返すためにコピー屋をはじめたのだった。
こんな話を聞くと、あの何かにとりつかれたような仕事ぶりは単なる働きもののものとは思えないような気がしてきた。店構えの方はかなりふつうのコピー屋に近づいたが、オジサンのあやしさは変わっちゃいないとも感じる。ぶじ借金地獄から解放されたあかつきには、この人はふつうのオジサンにもどれるのだろうか(かといって、ふつうのオジサンだったことがあるかどうかは不明)。今後の動向を見守っていきたい。
Posted by
Comment(0)
20:51
|
Edit
< Newer
|
TOP
(
↑
) |
Older >
イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
最新記事
ポップな重箱で花見弁当
春のグリーンサラダ鳥の巣仕立て
さやえんどうと鶏肉の炒め物
厚切りブラウンマッシュルームの香草焼き
ベイビー・アーティチョークのサラダ
大根とタコの煮物
輝くドロミテ
黒キャベツとひよこ豆のスープ
イタリアでしゃぶしゃぶ
厳寒のベルリンへ
最新コメント
カテゴリ別アーカイブ
和食 (53)
麺類 (54)
ごはん・ライスもの (55)
イタめし (106)
カレー&シチュー (12)
煮込み物 (5)
中華 (15)
居酒屋 (3)
オーブン料理 (3)
アジアごはん (33)
韓国の食べもの (11)
スペイン料理 (17)
適当うちごはん (79)
フレンチ (10)
ドリンク (3)
世界の料理いろいろ (52)
音楽 (1)
ピザ・パン (8)
つぶやき (9)
パスタ (58)
パスタ以外のプリミ (10)
スープ/鍋/汁物 (47)
野菜のおかず (93)
魚介のおかず (26)
肉のおかず (20)
ベジタリアン (20)
たまには甘いもの (44)
イタリアのうまいもん (133)
日本のうまいもん (28)
食いしん坊よもやもばなし (42)
vita italiana•イタリアでの暮らし (220)
入院 (9)
南チロル (44)
ボタニカル・ライフ (21)
春夏秋冬 (31)
イタリアよもやも話し (19)
怪我 (13)
これ、いいな (6)
エネルギー (4)
日本 (26)
震災 (2)
ふるさと (12)
motofoto (24)
バルセロナの旅 (15)
ベトナムの旅 (1)
シンガポールの旅 (5)
イギリスの旅 (53)
フランスの旅 (1)
ドイツの旅 (2)
イタリアの旅 (131)
ヴェニスの旅 (2)
リグリアの旅 (22)
ローマの旅 (58)
トリノの旅 (14)
ウンブリアの旅 (35)
お酒 (1)
記事検索
motocchioの食いしん坊日記
Template by
wmks