12月になり、クリスマスへのカウントダウンが始まりました。宗教心のかけらもない我が家ですが、クリスマスにまつわる古きよき風習はささやかながら守っています。とはいっても、アドベントカレンダーを飾り、日曜日になるとクリスマス・リースのキャンドルに火を灯すだけ... なのですが。
このキャンドル、実は毎年楽しみにしています。南チロルの冬は、山に囲まれているせいか日が昇るのはおそく、暮れるのは早く、北向きの我が家の居間に差し込む光は弱く青く冷たい。こういう環境で灯すキャンドルの暖かな光には気持ちが和みます。
伝統的なクリスマス・キャンドルは4本で、12月の第一日曜日は1本だけ、第2日曜日は2本と、日曜日ごとに一本ずつ灯す数を足していく。これが素晴らしい。キャンドルの火が増えるにつれて、クリスマス(もしくは冬休み)への期待が高まっていく。シンプルながらも人の心をとらえるいい演出です。
今年は小さく地味なのにしました。我が家にはこれぐらいが丁度よいです。
毎年クリスマスになると戻ってくる3人組が座を盛り上げてくれています
キャンドルを囲んでクリスマス・クッキーを食べるのがまたうれしい(ただし、食べ過ぎ注意!)