本命タパス屋に入りそびれ失意のどん底の腹ぺこで入ったお店がけっこう当たり。いい気分になって広場を出てホテルの方向へ歩き始めた数分後に出くわしたのが...
バスク・タパスの名店Euskal Etxea (エウスカル・エトキシア)!
はじめてクマ夫といっしょにバルセロナを訪れたときに楽しい夕べをすごした思い出の場所。私はすでに結構お腹いっぱいだったんですが、バスク・タパス大好きなクマ夫が絶対入りたいというので2次会決定。
入ってすぐはこんな感じ。
いい時間が流れてます
そして左手は...
ところ狭しと並べられたピンチョスたち!
『ピンチョス(単数形はピンチョ 西: pincho、バスク語: pintxo、「串」の意)は、小さく切ったパンに少量の食べ物がのせられた軽食のこと。名称はかつては食材を串や楊枝でパンに刺して留めていたことに由来しているが、串や楊枝を用いないものもピンチョ(ス)と呼ばれる。タパの一種であり、現在はタパの同義語としてもつかわれる。(Wikipediaより)』
元々はバスク州などの北部で伝統的に食べられているタパスですが、近年は全国的に人気が出て、ここバルセロナでもすっかり市民権を得た模様。街をぶらぶら歩いていると、ピンチョス専門店をちらほら見かけます。
バルセロナで一押しのお店はこのEuskal Etxea。バスク文化センター直営です。超有名店で地元の人も観光客もどっと押し寄せます。
お皿に好きなものがとっていけるセルフ・サービス制なので言葉ができなくても何とかなるのがうれしい。早速数個とって立ち食い。椅子に座れるラッキーな人はほんの一握りで、ほとんどの人は壁際のカウンターにお皿を置いて立ち食い、立ち飲みです。
飲み物が注文したかったのですが、カウンター前は大混雑。
どうしようかと思っていたら、運良く通りがかった親切なお店のお姉さんが注文をとってくれました。
乾杯!
私が注文した飲み物はこちら。
ティント・デ・ヴェラーノ(tinto de verano)という南部で一般的な夏の飲み物です。氷を入れたグラスに赤ワインをそそぎ、炭酸水とレモンを添えたもの。すっかりさわやかで大好きです。バルセロナ出身の友だちによると、これをカタルーニャで頼むのは邪道とのことですが、私がこれを注文したら、周りのお客さんが「ああ、ティント・デ・ヴェラーノ、いいねえ!」と何人もつられて頼んでました ^^;
さて、私たちが食べたピンチョス群です。
奥からトマトソースを混ぜて柔らかくしたツナクリームを載せたもの、ローストした赤ピーマンにツナクリームを詰めたもの、鰯の酢漬けにケッパーとチリソースを載せたもの
鰯の酢漬けの別バージョン、白いチーズにアンチョビーとトマト、それから、手前のは赤ピーマンにツナクリームを詰めたもののかじりかけ
私の大好物のハモン・イベリコ、クマ夫が試した卵の白身(大外れ)
ビール党のクマ夫はずっとビール一辺倒でしたが、私はまわりの人がたくさん頼んでいたバスクの白ワインを注文。
イケ面のおにいさんが真剣勝負でそそいでくれる
前日と同じ様なものを食べたのですが、この日食べた変わったものはこちら。
クリームコロッケを載せたピンチョス
典型らしい
もう一つの典型がじゃがいものオムレツを載せたもの
ボリュームたっぷりでお腹が膨れる
お勘定するときは、お皿を持ってレジに行きます。飲み物を申告すると、お店の人が串の本数を数えて会計というシステム。
ピンチョスばかりなので、ここだけで夕飯をすませるというのは私はちょっとつまんないのですが、ちょっと何かつまみながら一杯ひっかけるにはぴったりのお店だと思います。
ほろ酔い気分で夕涼みしながらホテルまで歩いて帰りました。
素敵なホテル
街のど真ん中にある古代ローマの遺跡