motocchioの食いしん坊日記

バルセロナの旅:カタルーニャ音楽堂

激うまタパス・ランチで景気をつけたところで、次なる観光スポットであるカタルーニャ音楽堂 (Palau de la Música Catalana)へ。建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーメネクによって設計されたモダルニスモ様式のコンサートホール。ユネスコ世界遺産です。

ここはガイドツアーを予約しないと入れないシステムになってます。当日予約も出来るようですが、あらかじめインターネットで予約しておくと安心(クリック)。私たちは3時からの英語ガイドツアーに予約を入れました。途中ちょっと迷いましたが、無事ツアー開始10分前に到着。

まず入り口でびっくり。音楽堂の建物の正面(ファサード)が別のモダンなガラス張りの建物ですっぽり覆われております。こういう具合に新旧融合させて大胆に改装する技はイタリアでも見られます。
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中に入ると、ガラスに貼ってある建築物の名前の文字が影になって光差し込む廊下の床に映るという仕掛け。洒落てますねえ。
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もう少し奥に入ると高天井のロビー。独特の雰囲気。けっこうまともそうなカフェがあって、飲み物やピンチョスなどが注文出来る様になってました。
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定刻になると、ちょっと小太りのおねえっぽいしゃべり方の男性ガイドさん登場。まずはロビーから入ってすぐの部屋に通されました。ここで音楽堂の歴史を紹介するビデオの上映。この音楽堂、カタルーニャ・ルネサンスにおいて指導的役割を果たした合唱団オルフェオ・カタラの為に建設されたのだそうで。
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映画が終わると階段を上って待合室のようなところへ。ここからは建物正面に位置するカラフルなタイル作りの円柱を眺めることができます。この円柱、ひとつひとつ色もデザインも違うのです。それでも何となく全体的には統一がとれてるところが面白いですね。もう一つの特徴が大きな窓ガラス。建築家は窓から見える周りの建物も計算に入れて設計したのだとか。
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この後すぐメインホールへ。

どどーん。
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度肝抜かれました。いはやはや何とも。

天井を見上げてまたビックリ。ステンドグラスの細工も凝ってます!
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是非写真をクリックして大きなサイズでご覧下さい

間を大切する和の美の対極ですね。柱も騎士やら馬やらベートーベンやらのレリーフ造り。
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2階席へ移動。ここからは天井の作りがよく見えます。派手ですねえ。黄金色の柱は孔雀の羽をかたどったデザインになってます。
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またこの建物は、メインホールの天井に限らず、あちこちにバラの飾りが施してあって、そこはかとなく乙女ちっく。なぜバラなのかというと、バルセロナの街の(なぜか)守護聖人である聖ゲオルギウス(サン・ジョルディ、セント・ジョージ)のシンボルだからなんだそうで。
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2階席から1階席を見下ろす図。
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これでもかと意匠の限りが凝らされた絢爛豪華な空間には驚かされました。さすが世界遺産。一見の価値はある建物だと思います。

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個人的に一番気に入ったのはかわいい床のタイル

モデルニスモ散歩午後編、続きます。

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イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
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