motocchioの食いしん坊日記

ハマチもどきのタタキ

土曜日恒例青空市場の魚屋で、ハマチがちっちゃくなって平たくなったような魚を見かけて衝動買い。これが新しいの何のって!値段もメジャーどころに比べてぐっとお得。スズキは1キロ22ユーロですが、これは15ユーロ。30センチぐらいのを一匹購入。
hamachi1

こんなに新しい魚に出会ったのは、この街に引っ越して来てから初めてかもしれない。3枚におろして皮をとり、切り身は冷蔵庫に。アラは、実家の真似をして、適当に切り分けてようく水洗いし、熱湯にさっと通してから、お味噌汁に。山椒の実か葉を入れるとおいしいんだけど、そんなものがイタリアにある訳がないので、山椒の粉をちょっとかけました。
hamachi3
実家の味〜!なつかしい!
魚のダシがよく出ていておいしい
頬や骨についた身がまたおいしい
あまりにハードコアすぎるのか、クマ夫はパス
わたしが1人で3杯食べました ^_^;


それから切り身はタタキに。実家では、夏になると、アジをカレギという極細ネギと一緒にタタキにします。今年の夏に里帰りしたときに食べそこねたので、その無念を晴らすがごとく、ハマチもどきのタタキにチャイブをどっさり散らし、ショウガのすりおろしと醤油をかけていただきました。
hamachi2

ハマチもどきは脂がほとんどのってなくて、あっさりした味。もうちょっと身をたたいて、和食の王道からは外れるけれど油分補給でEVオリーブオイルをたらしてもよかったかな。それでも、とびっきり新しいお魚だからおいしかった。久しぶりにガッツリとタタキが食べられてうれしかったです。熱燗がないのが残念だったけれど...

追記:カレギについて(前にも一度書きましたが...)
カレギは、鳥取県だけ、しかも東部のみだけで食べられている食材です。地元のスーパーに売ってるらしいですが、実家では8月になると裏の畑でとれます。刻んだものにカツオぶしとお醤油をかけて熱々のごはんにのっけて食べたり、納豆と混ぜたり、タタキに使ったり... なつかしい。やさしい味わいの極細ネギです。

こういう良い食材があるのに、全国的に宣伝して売り出さない。いかにも商売下手な鳥取らしいですね。いつか他県の人にも食べてもらえるようになるといいなあ。みなさん、近所のスーパーや八百屋で鳥取産のカレギを見たら、ぜひ購入して味見してみてくださいね!

karegi
写真はこちらのブログから転載させていただきました

Comment

eco | 2011年09月27日 09:06
あらのお味噌汁は 刺身よりおいしかったりするのに
クマ夫さん食べれないなんて 残念 ほっぺたの裏とか
目玉とか 我が家では むしゃぶりついてしまいます 文化の違いでしょうか  かれぎは 芽ねぎみたいなものでしょうか・・初耳
もとっきょ | 2011年09月27日 15:01
やっぱり文化の違いなんでしょうね。イタリアではアラは魚のスープをとったりするのに使ったりするみたいですけど(後で魚のパスタやリゾットに使う)、たいていの人は捨てちゃうみたいです...

私は芽ねぎが初耳。カレギとは別物のようです。

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イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
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