サヴォーナでは、ホテルではなく小さなアパートに滞在しました。クマ夫の家族が所有している家なのでタダ!ありがたいことです。キッチンが付いているので、簡単な物を作って食べられるのが助かりました。今日は、滞在中に作ったランチをご紹介したいと思います。
<ランチその1>
リグリア名物といえば、ペスト・ジェノヴェーゼ、それから、日本でもおなじみの平たく大きなパン、フォカッチャです。フォカッチャは、プレーンなタイプの他に、玉ねぎの薄切りをトッピングしたものが一般的です。パン屋にいくと、たいがい、平たく大きなピッツァも何種類か置いてあります。いずれもお店の人が好きな大きさに切ってくれます。わたしが大好きなのは、トマトソースをたっぷりぬって、黒くて小さなオリーブをトッピングしただけのシンプルなピッツァです(モッツァレラをすこしだけのせるお店もあり)。冷めてもしっとりしていておいしい。これは人気アイテムで、どこのパン屋でもあっという間に売り切れてしまいます。
プレーンなフォカッチャ
左端に、私の好きなピッツァが一切れだけ残っているのが見えます
ピッツァ3種
この日のランチは、オーブンで温め直したフォカッチャとトマトソースのピッツァに、トマトとルッコラとバジルのサラダ。EVオリーブオイルはリグリア産のものを使いました。材料がいいので、サラダがめちゃくちゃおいしい!
<ランチその2>
この日は、朝スーパーに行ったら、めちゃくちゃ新しい花付きズッキーニを見かけました。こらえきれず3本ゲット。前の日に買っておいた完熟トマト、にんにくといっしょに一品作りました。
新しいズッキーニは、まだ表面に産毛がある
これも産毛だらけで、輪切りにする時に手が痛かった
最初ににんにくをオリーブオイルで熱して、いい香りがしてきたら、ズッキーニの実の輪切りを数分ソテーし、花を切った物とザク切りトマトを加えたら数分煮込み、最後に味を整えてできあがり。お好みで鷹の爪をいれてもおいしい。パスタソースにしてもよいです(ただし、その場合は、ズッキーニはもっと薄く切り、ソースがとろりとするまで煮込むべし)。
昨日と同じサラダ、スーパーで買ったスモーク・リコッタ、鯖のオイル漬け、パンといっしょにいただきました。
パンにあう
<ランチその3>
サヴォーナの街を歩いていて気になっていたのが、なが〜いズッキーニ。
アパートの近所の八百屋さんにもあったので、店主のピエトロじいさんにどういう野菜なのか聞いてみたら、普通のズッキーニよりも味わいがやわらかで、口あたりもいいんだとか。簡単な食べ方も教えてくれました。2本買いました。家に帰ったら、どちらも折れてたのが無念!
長さ40センチぐらい
ピエトロじいさんおすすめのレシピは、シンプルそのもの。幅5ミリぐらいの輪切りにして、にんにくとEVオリーブオイルでやさしくソテーするだけ。最後に塩こしょうで味付けして、パセリのみじん切りを散らしてできあがり〜。
ピエトロじいさんの言う通り、普通のズッキーニより上品な味!
食感はズッキーニとアスパラガスを足して2で割ったような感じ
オーブン焼きもおすすめらしい
水牛のモッツァレラ、毎日食べてるサラダ、スモーク・リコッタの残りものといっしょに
地中海な食卓、おいしかったで〜す。
やっぱりうちごはんは、その土地の食材を使って作るのが一番!
と書きながら、イタリアで和食作り続けることに一抹の限界を感じたりもする... 和食も日本だと自然に簡単に作れるのに、同じことをイタリアでやるのは無理も限界も苦労もある。しばらく和食食べてないなあ...