郷里に帰ってから、珍しく母と妹と3人でお昼を食べに出かけました。うなぎの日だったので鰻を食べようということになったのですが、お目当てのお店の前には、な、なんと、本日全ての鰻がすでに売約済みという貼り紙がああああ!まだお昼前だというのに?!鰻の蒲焼きのいい匂いを嗅ぎながら、空しくその場を去りました...
そのかわりに行ったのが、知る人ぞ知る割烹の名店。地元の食材を使った四季の味が存分に楽しめるというのです。ここで母の一押しのお昼のお弁当を食べることになりました。全部で20席ほどしかないこじんまりとしたお店です。カウンター、それから、入って右側のお座敷スペースにテーブルがふたつだけ。気さくな板前さんとお手伝いのおばさんが2人で切り盛りしています。お座敷のテーブルに落ち着いて、お目当てのお弁当を注文。
食前にサービスの冷たい梅酒が出てきました。間もなく一品め登場。日本海の幸のトップランナー鮃(ヒラメ)のお刺身です!
新しいヒラメはほんのり桜色で透明感があって身が締まってる
今回の里帰りで口にしたお造りベスト1
これぞふるさとの味!
そして、お弁当です。おいしいものをちょっとずつ楽しむ日本の食文化の代表選手。見るだけですっかりうれしくなります。何もかもおいしくて舌鼓を打ちながらいただきました。
地元ならではの夏の味は、トビコこと飛び魚の卵(手前2列目左)、それから、バイ貝
夏には滅多に里帰りしないので、口にするのは本当にひさしぶり
これらの料理を肴(アテ)に、これまた鳥取の銘酒鷹勇の冷たいのをいただくよろこび... しあわせでした
ごはんにお漬物
ちょっと驚かされたのがお味噌汁。焼き茄子、アサリ、細ネギの取り合わせ。これはいけます。
それから、とうもろこしの青じそのミニ天麩羅。
シメはデザートのわらび餅。
これらのお料理がたった1300円足らずで楽しめます。心からおすすめ!
聞くところによると、夜は、大将が早く家に帰りたいので9時頃に閉まってしまうんだそうです。良心的な価格設定といい、のんびりとした仕事のペースといい、好感が持てるお店です