クリスマスイブですね!
この時期、イタリア人は24日の夜から26日まで老いも若いも食べて食べて食べまくります。料理の準備をする家庭の主婦の苦労たるや並大抵のものではございません。魚屋や肉屋の壁には食材の注文表がどどーんと貼られたりもします。
イタリアのクリスマスイブは肉類は食べず、魚や野菜をふんだんにつかった料理を食べるのが習わしです。今年は、何と、嫁のわたしが前菜を担当することになりました(!)メニューは、小イワシの酢漬け、それから、クマ夫の亡きおばあさんニコリーナが得意だったナポリ風クリスマスイブのピザの2品です。小イワシは頭付きを1キロ購入し、おとといの晩漬けました。疲れた...
ナポリ風クリスマスイブのピザは、あらかじめ焼いておいてちょっと時間がたってから食べた方がおいしいので、昨日の夜ピザの種を仕込んでおいて、今朝焼きました。
まずピザの種を敷き詰めたパイ型に、スカローラというシコリの一種の青菜(ちょっと苦みがあるレタスのような野菜)、アンチョビー、ケッパー、オリーブ、トマトペースト少々をオリーブオイルで炒めたものを詰めます。
丸く薄くのしたピザの種で蓋をして端をきっちりしめます。
180度ぐらいのオーブンで40分ほどこんがりキツネ色になるまで焼きます。
『端をきっちりしめる』といいつつも仕事があまくて、焼いてる間にちょっと開いて微妙にいびつな仕上がりになってしまいました^^;
お味の方は今晩のお楽しみ ♪
[追記]
試食しました。
このピザが大好物なクマ夫いわく「中身と形は、かなりニコリーナのピザに近くなってきたけれど、皮が固すぎる」んだそうです。確かに中はしっとりしてるけれど、外はカリカリを通り越してカチカチ!包丁で切り分けるのも一苦労。今回使ったピザのタネは、オリーブオイルを入れないレシピを使ったから、そのせいか?!
偶然にも生前のニコリーナにこの料理のピザの皮の作り方を伝授してもらったという女性にレシピを教えてもらいました:
小麦粉 500グラム
生イースト 20グラム
ぬるま湯 1カップ
オリーブオイル 半カップ (多い!)
塩 小さじ1
成形した後も最後に表面にオリーブオイルを塗るんだそうです。なるほどー。んじゃ、次回はこの作り方でやってみるかー。
という訳で、ノンナの味の修行はまだまだ続くのでした。