エジンバラ城を目指して歩く道すがら、いろんなバグパイプ音楽隊に遭遇。ようく見ると、オランダやフランスやオーストラリアからの参加も。女性の姿もちらほらありましたが、各グループの多勢は圧倒的に男性。当然全員キルトのスカート着用です。まさかスカート姿の男性をこんなにたくさん見る日が来ようとは、夢にも思わなかった!
キルトは、男性が着用する格子縞のスカートで、スコットランドの民族衣装であることはよく知られています。氏族固有の柄があり、階級も表します。女性も着るようになったのはつい最近のことなんだそうで。
重厚な街並みに鮮やかなキルトが映えます。スコットランドの伝統的な美的センスなのでしょう。
毎年のことだからなのか、近よってじろじろ見ても、楽隊メンバーは平気の平左。
ぱっと足下だけ見ただけでは性別判断はチトむずかしい
太鼓腹のおじいさんのキルト姿は見慣れるまでは違和感が ^^;
エジンバラ城の下でリハに余念がないオーストラリアの楽隊メンバー
重厚な街並にぱっと現れるレトロな赤い電話ボックス
こういうイギリスの街作りのセンスは素敵だなとつくづく思う
キルトとネクタイとハイソックスのコーディネートが決め手だね
「お城をバックに写真を撮らせていただいてもいいですか」と聞いたら、なんと、みんな整列してくれました!
この楽隊は地味なキルトの色を派手な帽子でバランスとっている。
若い兄ちゃんよりもおじさんの方が威風堂々貫禄があって決まってる。
このおじいさんが一番強く印象に残っている。楽隊長で曲のはじめに号令かける係。立っているだけで絵になる。
この音楽隊においては、みんなのおじいさんであり、人間国宝的な存在なのだろう。
この日ようくわかったこと。
キルトは男のファッションだ。