もっともシンプルなパスタで有名なものといえば、アリーオ・オリーオ・ペペロンチーノではないでしょうか。パスタにからめる材料は、にんにく、EVオリーブオイル、鷹の爪のみっつだけ。確かにシンプルですねー。
しかし、シンプルさにおいてこれを超えるパスタがあります。ラツィオ州(ローマを含む)を代表するパスタ料理cacio e pepe/カチョ・エ・ペペです。パスタにからめる材料は、ペコリーノ・ロマーノと黒胡椒のふたつだけ。ですが、チーズのコクと黒こしょうのパンチがきいた絶品パスタです。
ただし、シンプルなパスタだけに作り方には注意が必要です。今日は、イタリアの料理番組の動画をネットで見て学んだ作り方をご紹介します。
材料(二人分)
スパゲッティ 200グラム
ペコリーノ・ロマーノ 80グラム
黒こしょう (挽きたて) 最低大さじ1杯
1 スパゲッティをゆではじめる
2 パスタをゆでている間に、ペコリーノ・ロマーノをおろし、黒胡椒を挽く。いずれもおろしたて、挽きたてが望ましい。
3 スパゲッティがアルデンテにゆだったら、トングか菜箸ですばやくボールにうつし、パスタのゆで汁をお玉1杯鍋からとってスパゲッティにかける。ゆで汁は熱々である必要があるため、かならず鍋から直接とりわけること。
4 おろしチーズをかけて、フォーク2本かトングを使って底から混ぜる。
5 胡椒を加えて、親の敵かと思うぐらいの勢いで激しく混ぜる。混ぜるというよりもパスタを撹拌するような気持ちで。水気がたらないようなら、お湯をさらにすこし加え、水気が多すぎるようならば、おろしチーズを加えて濃度を調節する。
6 温めておいたお皿にパスタをとりわけて、おろしチーズを上にちょっとかけて出来上がり!
Simple is the best!