フランス滞在2日目にモンペリエの町外れで通りがかったお店で、好きなお菓子のうちのふたつを注文。アプリコット・タルト、棒状パイ、チョコレートエクレアを注文(気がついたら三つも)うわっ、どれもおいしい!甘さもひかえめで丁度よし。特に感動したのがアプリコット・タルト!旬の生のアプリコットの甘酸っぱい風味、カスタードクリーム、フレッシュバターの風味豊かなパートシュクレのハーモニーがすばらしい!カスタードを詰めたフルーツタルトは大好物で行く先々で試しますが、これは今まで食べた中でベストワンかも!
絶品アプリコット・タルトとサクサクパイスティック(エクレアは写真撮り忘れました)
このお店のお菓子はどれも気取らずおいしそうで、選ぶのが至難の業でした...
モンペリエでは、お世話になったKさんが日本でも首都圏でブームなマカロンにはまっていて、朝食にスーパーお徳用パックのマカロンが登場。はじめて食しました。そんなに...おいしいもの?!ブームの訳はよくわかりませんでした。
見た目はかわいらしい!写真の山羊のミルクで作られたヨーグルトがおいしかった
写真を撮り忘れたんですが、マカロンで感動したのは、Kさん宅冷蔵庫に常備されているアイスクリーム・デザート!これもスーパーで買ったお徳用パックらしいですが、そうとは思えない洗練された味。山羊のミルクで作ったバニラアイスに抹茶色のマカロン(でもピスタチオ味)と洋酒に漬けたサクランボがあしらわれていました。この一品にデザート大国フランスの底力を見る思いがしました。
フランス滞在3日目からエックス・アン・プロヴァンスへ移動。ここで甘い物を食べたのは一度だけ。先日ご紹介したキッシュとタルトの品揃えが豊富なカフェでお茶しました。私はレモンカスタード・タルト、クマ夫はフルーツタルト。私のレモンタルトha味は悪くないのですが、いかんせんあますぎる。カスタードもちょっと粉っぽい。コーヒーで流し込むといった感じで食べ終えました...クマ夫のフルーツタルトは果物もカスタードもしっとり瑞々しくなかなかでしたが、これもタルト台のパートシュクレが非常に甘い...
洋菓子の本場でスイーツを焼き菓子を中心に食べてみて、日本で近年はやってるような気取ったものよりももっと基本に忠実で素朴なものが一般的なような印象を受けました。わたしには多分に甘すぎる傾向がありましたが、本場の味やプレゼンにはちゃらちゃらした流行とは無縁な地に足がついた伝統を感じました。