motocchioの食いしん坊日記

ツユだく肉豆腐

先日作ったおいしかった牛しゃぶうどん、昨日の夕飯に作りました。準備は簡単だし、クマ夫もおおよろこび。ひさびさの大ヒット。

昆布、牛、野菜の旨味が溶けだしたダシの残りを使って、今日の1人お昼に肉豆腐を作ってみました。作り方は、一人暮らし料理ブログNo.1のおっさんひとり飯の肉豆腐の作り方を参考に。ダシをあたためて、ダシパックで旨味を追加してから、みりん、酒、創味のつゆで味付けし、豚コマ少々、絹ごし豆腐(木綿はおいしいのが手に入らない)、葱の白い部分を入れて20分ほどコトコト煮て、最後に葱の青いところも入れて数分煮たらできあがり。
nikudofu
オリジナルのおっさんレシピと比べると、ツユがたっぷりめのツユだく肉豆腐。七味をたーっぷりかけていただきました。

肉豆腐というのは初めて作りましたが、いいもんですねえ。やさしくなつかしい味。しみじみおいしい。絹ごし豆腐はどうかなと思ったけれど合います。ツユだくタイプには絹ごしの方がいいかも。ツユもおいしくて全部のみほしました。

クマ夫はこういうのは食べてくれるのかな。今の彼なら食べてくれるかもしれない。一度作ってみようかな。
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簡単ズッパ・ディ・ペッシェ(魚のスープ)

クマ夫のお母さんの誕生日のディナー用に仕入れた食材が余ったので、翌日ズッパ・ディ・ペッシェ(魚介のスープ)を作りました。要するにイタリア版ブイヤベース(なんて言ったら、こっちが本家だと文句が出そうですが、日本での知名度はブイヤベースの方が上だから、あえてこう呼ぶ)。トマトも魚介もたっぷり入った身だくさんの豪華スープ。でも、今回作ったのは残りもの利用のシンプル・バージョン。

残りものといっても豪華にミニアンコウ(イタリア語でcoda di rospo)。いいダシが出るし、プリッとした食感の白い身が最高においしい。鍋物やスープに最適。いつもは白菜と葱と一緒に鍋にして、ポン酢と大根おろしでいただきますが、今日は初めてスープにしてみました。

< 作り方 >
  1. まずオリーブオイルと叩きつぶしたニンニク一片を鍋に入れて中強火で温める。ニンニクがチリチリしはじめたら、アンチョビーを数切れいれて溶かす(量は1人1〜2尾ぐらい)。
  2. 皮を剝いて筒切りにしておいたアンコウ投入(いいダシが出るので必ず骨付き)。表面が少しだけキツネ色になるまで焼く。
  3. 辛口白ワインを半カップほど入れて、強火にしてアルコール分をとばす。
  4. 缶詰のイタリアン・トマトをザク切りにしたものを入れて、鍋底をこそげるように一度ざっくり混ぜる。沸騰したら火を弱めて、5分ほど煮る。たくさん入れるとトロリとした食感になる。今日は残り物利用なので、3人分で半缶だけ。ちょっと少なかったかも。
  5. 水を加えて15分ほど煮る。
  6. 塩味を整える。
  7. 器にそそいでパセリのみじん切りを散らしたら、出来上がり!
フランスパンのスライスに生ニンニクをなすりつけて軽くトーストしたものを添えて召し上がれ〜。

brodino

これは、おいしい!!!クマ夫と友だちのEくんも絶賛。トーストは一切れを四つ割りぐらいの大きさにして、スープの中に入れて食べるのがイタリア風。こうするとパンにスープがしみておいしいですよ〜
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マンマの誕生日にごはんを作る

クマ夫のお母さんの誕生日にディナー作りました。イタリア滞在10年めにして初めて!

彼のお母さんは料理が本当にうまい。正真正銘のイタリアのマンマ。何度ごはんをごちそうになったことか。今年は、旅行から帰ってきたばかりで外食は気が進まなさそうだったし、私たちもここのところ外食が多かったので、我が家でのお祝いを提案。クマ夫が電話で誘ったらお母さんは思いっきり遠慮してたらしいですが、横にいたお父さんの「そうしよう、そうしよう」というプッシュがあって決まりました。

土曜日の朝、市場へ買い出しに。魚中心メニュー:

前菜:
小イカの炒め物バター醤油仕上げ(クマ夫のお母さんの大好物)
生の車エビのオーブン焼き(落合シェフのレシピ)
プンタレッレ

プリモ:
アンコウのパスタ

(セコンドも用意してたんですが、もうお腹いっぱいだということなので、ここで打ち止め)

みんなブォーノブォーノを連発しながら食べてくれてうれしかったです。

最後にチューリップの花束をプレゼント。
compleanno_blog
お誕生日おめでとう!
いつまでも元気で!
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ローマの旅2013冬:サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会

ベルニーニの小象が背負ってるオベリスクのあるミネルヴァ広場にはサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会(Basilica di Santa Maria sopra Minerva)があります。着工1280年、完成1370年。

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小象の後ろの教会だよ

この教会はの名前の由来。エジプトの女神イシス神殿の木曾の上(sopraは「上」の意)に建てられました。しかし、この神殿は間違ってミネルヴァの神殿だとされたため、現在のような名称になったんだとか。(以上Wikipediaより)イタリア人、昔から超適当 ^^;

市内唯一のゴシック様式の内装の教会と言われてます。元々は他の様式だったけれど19世紀にゴシック様式で修復されたのだそうで。ふむふむ。

中には、高名な中世の画家フラ・アンジェリコの墓があります。イタリア美術に疎い私も好きな画家です。この教会に入った時点で足が痛くて痛くて、教会の中を歩き回る気力がすっかり失せていたので探しもしませんでした。ゴメンね、フラ・アンジェリコ。立派な教会内部の全体写真も撮らず。これじゃ様子がさっぱりわかりませんね。でもミケランジェロ作「あがないの主キリスト」(Cristo Portacroce)はしっかりチェック。
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キリスト、いい男だわ〜。今までの人生で見た中で最もセクシーなキリスト像。このままD&Gやヴェルサーチの広告として通用する。

別の人が作ったキリスト像。色気はないし、ポーズもどことなくぎこちない。ミケランジェロのキリスト様は今にも動き出しそう。ミケランジェロといいカラバッジオといい、後世に大きく名を残した人の作品はさすがの説得力。
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それから、立派なオルガン。天井や壁を飾るフレスコ画との取り合わせがいいですねえ。でも、長くて大きいパイプがないから、バッハのトッカータとフーガを演奏してもあんまり迫力は出ないかもしれない。
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一番私の心にひびいたスポットがこちら。1485年アントニア・ロマッツォーノ作「受胎告知」。
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こういう絵はこういう場所に飾ってこそ輝く。

カトリック教会は、音楽、建築、絵画、彫刻、ファッションの全てにおいてヨーロッパの芸術シーンを牽引してきましたね。正に芸術の総合総社。芸術家にとっては最も大切なパトロン。由緒ある教会のフレスコが描かれた高い天井を見上げ、オルガンの音色や聖歌隊の歌声に耳をかたむけ、礼拝堂に飾られた美しい宗教画を目にすると、不信心な私の心にも何か訴えるものがあります。ヨーロッパに限らず、世界を見渡してみると、多くの国の歴史的な遺産は宗教にまつわるものが多いですよね。神を信じる行為は時に争いなどの負の結果をもたらすこともあるけれど、人間の精神を高める力になってきたことも確か。宗教の違いが諍いの種になるのは今も昔も変わりませんが、信じる宗教の違いを越えて共存できる世界になってほしいものです。
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カジキマグロのステーキ:ケッパーソース添え

はからずも一週間ダウンしていたものの調子がよくなって、ガッツリ魚が食べたくなりました。土曜日の青空市場で買って冷凍しておいたカジキマグロを解凍してステーキ。こういう料理は滅多に作らないので何だか新鮮。一手間かけることにしました。

冷蔵庫にちょっとだけあった缶詰トマトでケッパーソース用意。たたき潰したにんにく一片をオリーブオイルで表面が軽くキツネ色になるまでじっくり焼いてから、アンチョビー2切れ入れて溶けるまで1分ほど炒めます。その後、トマト缶、水、ケッパーを加えてトロリとするまで中弱火で煮込みます。調理時間は10分ぐらい?おろしぎわにパセリのみじん切りを加えたら出来上がり。

煮込んでる間にサラダの用意。我が家では、さらしネギ、塩、リンゴ酢、EVオリーブオイル、挽きたて胡椒で乱切りにしておいたトマトをマリネしたものでサラダ菜を和えます。トマトの旨味がドレッシングに加わっておいしさUP。今回使ったサラダ菜は、晩冬から春にかけて出回るチコリアとラディッキョの若菜。ちょっと苦味があって、トマトとさらし葱のドレッシングによく合います。

カジキマグロのステーキは両面に塩こしょうして焼くだけ。火を通しすぎると固くなるので、強火で手早く表面がキツネ色になるまで焼くのがポイント。

お皿にサラダとカジキマグロを盛り、熱々のケッパーソースをかけたら出来上がり。ボナペティト〜。
pesce spada
お酒が飲める方へ:辛口の冷やした白ワインにあいます

おいしかった!カジキマグロはいつもパスタにしちゃうけど、たまにはこういうのもいいな。
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イタリア在住、ときどき日本。
食いしん坊でカメきちな日々を気まぐれにつづります。
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